2008年02月11日

夜露に濡れた「スローバラード」

ずっとRCサクセション

忌野清志郎に想いをよせて



rcss.jpg


夜露に濡れた「スローバラード」が流れてる ロマンチックだなー

この歌には裏話がある

市営グラウンドの駐車場でみた夢は

実際のところ、警察官がやってきて職務質問、台無しにされたそうだ

その怒りを歌に込め、警察官がどうだこうだと詞を書いていたら

当時彼女だった みかんさんが

「とてもいい歌だから警察官がどうこうはもったいないよ」と助言した

それで現在の詞になり、この名曲「スローバラード」が産まれた

だからクレジットは

<作詞・作曲:忌野清志郎&みかん>になってる 

すごくいい詞だと思う



su.jpg



場所が具体的に市営グラウンドの駐車場と明かされる(画期的だ)

カーラジオからスローバラードが流れるという設定もロマンチック


この曲を聴くと

聴き手の頭の中に市営グラウンドの駐車場がリアルに浮かび、そこで

スローバラード(つまりこの曲)が流れるという状況がきちんと作り出される(具体性)


しかも 毛布にくるまり あのコと二人車の中 


途中のトラップ?も最高

悪い予感のかけらもないといいつつも、音、メロディは逆で

悪い予感のかけらもないさ〜のところ

(コードで言えばC♯7の部分)

見事に悪い予感で一杯になり昇っていくが


次にはちゃんとあの娘に着地し聴き手をホッとさせる



でも その先は・・・


そこからは僕らだけの秘密(内容を聴き手は知り得ない)となるわけだ


あの娘のねごとも


二人が見たとってもよく似た夢も




そこだけ具体的に歌われていない




清志郎さんの詞は「雨上がりの夜空に」の成功がターニング・ポイント

だったんじゃないかなと個人的には思っている

ダブルミーニング(歌詞に二重の意味をもたす)

語尾の”だぜ”の成功

それ以後、雨上がりタイプの詞がすごく増えた ロックバンドとしては

その方がわかりやすかっただろうしカッコイイが



だからこそ時々歌われる、「スローバラード」や「多摩蘭坂」にドキッ

とする


個人的に「スローバラード」タイプだと思っている「多摩蘭坂」 にし

ても、もの凄く具体的な地名まで明かされる


多摩蘭坂を登り切る手前の坂の途中の家を借りてすんでいる”と

(多摩蘭坂は当て字で本当は”たまらん坂”)


夜に腰掛けてた中途半端な夢も

言い忘れたことも

こんな夜と季節が苦手な理由も

具体的な地名に反してわからないが


お月さまは君の口に似てるのだ




市営グラウンドの駐車場



多摩蘭坂を登り切る手前の坂の途中の家




具体性と聴き手にゆだねられた部分が絶妙で距離は遠くない 

だから ものすごくロマンチックだ




映像は良くないけれど、貴重過ぎる1976年の「スローバラード」を

全く売れない暗黒時代の、ロック・バンドとしてブレイク前の「スロー

バラード」

素敵すぎる演奏

こんなのを観れた

感謝してもしきれない






「スローバラード」収録 ”シングルマン”



「多摩蘭坂」収録 ”BLUE”



RCサクセションに想いを寄せた方↓こちらもどうぞ

「ロックンロールを想うぜよ」へ

「日本のフォーク大全」へ

posted by yuzamurai at 13:18| Comment(8) | TrackBack(2) | 忌野清志郎 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。