2008年07月09日

本屋のせがれのセレナーデ

オレは物が捨てられないタイプなのかもしれない

どんどん物が溢れていく

といっても 無差別になんでもこいではない


おもにレコードと本である


こいつが

ある一定の量 貯まると泣く泣く処分、売却するわけだが

(数年に一度)


物が捨てられない割りに、大事にしないので売る際に足元をみられる


今日もそうだった


今回はおもに本を売却


あるわあるわ 状態不良品

表紙のないもの、物凄く変色しているもの、何か(コーヒーらしき)シ

ミがあるもの 他


オレは全く気にしないが商品として成り立つのか?


売れるのか?


自己選別は難しいので、とりあえず表紙のないもの以外はダンボールに

詰め込んで 出発した

そこそこの大きさのダンボール4箱

んー千円といったところか


ブック××というお店に到着

親切な店員さんが運ぶのを手伝ってくれた




H番と書かれた札を渡される


オレより先に@〜Gが待っている様子はない

札を持って待機しているのはきっとオレだけ


何故H番?



待つこと10分



アナウンスされレジに行ってみると一枚の紙が出てきた





8,200円


おおー 素晴らしい!!!!! ジザース おっぺけぺー


ありがとう ブック××!


すると店員

「コチラの金額で・・・」申し訳なさそうだ


820円だった


思わず「うえぇ」と声が出る

目を凝らして 良く見るとこれまた申し訳なさそうな字で


買取価格820円とある


冗談抜きで(ベタに)桁を見間違えた・・・

まさか三桁とは予想もしていなかったからな


「当店としましても、大変興味深い本などあったのですが、如何せん状

態が悪いもので・・・ 

例えばコレ  ジョージ秋山さんの人気作ですが

この黄ばみがネックでありまして、値段が付きませんでした。申し訳あ

りません。精一杯の買い取り価格であります。」


そう言われて


「そんな値段じゃ売れん 断る!」とも言えんぞなもし


もうそんな余力は残っていないぜ

この炎天下の中 また 持って帰るのもおっくうだ


「全て 引き取って下さい。

わたしも元は本屋のせがれ  本の気持ちは誰よりもわかります

販売価格は10円でもいい

欲しい方 読みたい方の手に渡れば・・・。」

と言って店を後にした


いやー 4箱で840円かよ


貧乏からの華麗なる脱出は見事に失敗

帰りに500円の本買って 残りの340円は貯金した



おしいことをしたかな

あんな本もあったし、こんな本もあった・・・


オレは車やバイク、ギター、楽器など いわゆる高価なものには

一切お金をかけてこなかった 大半は酒とレコードと本だろう


最近CMで物より思い出なるものが流れているが

物に思い出が付随することもあるのだ

思い出 > 物 の図式はおかしい


本屋のせがれに産まれ

音楽にも恵まれて育った 

嫁さんの一家は酒飲みだった



ダンボール4箱が一冊の本に変わった

ただの500円の物語ではなくなったぜ



暑い 暑い 炎天下  今日も日照り  



風がよく通る涼しいところでこの本を読みたいもんだなぁ

あとは冷たいビール・・・


ハンドルを握りながら 帰り道 そんなことを思っていた

posted by yuzamurai at 00:44| Comment(4) | TrackBack(0) | たのしいにっき | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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