2009年02月03日

江戸アケミD

JAGATARA1.jpg


食事かぁ この辺どこがいいだろうね


なんて話を素早くまとめたのが、アフリカ人(ニックネームです。ほんとは日本人)でした


「長居できる ファミレスで」


マネージャーさんらがせっかく東京からいらっしゃったのだから

高知、四万十っぽい食事、場所を思ったけど… 浮かばなかったし

まぁ ファミレスが無難だった


さすが アフリカ人



目指すファミレスは

四万十市の中心から少し離れた場所にあった

サニーマートと言う名の大きなスーパーマーケットその敷地内だ


「んーと何?コ、ココス」と知らないなぁと言う感じでマネージャーさんが言った


関東にはCOCO'Sってないのだろうか?




入店し、皆が窓際のテーブルに座りこんだ

2台のテーブルを合体


まず自己紹介


俺らは名刺をいただいた


大平マネージャーさんに、作家の陣野さん、それにアフリカ人が初めファンの方だと

紹介してくれた方は小田さんという舞台監督さんだった


注文も紹介もそこそこに

大平マネージャーさんが俺らに熱く語りかけてきた

陣野さんが

「大平さんは語るからなぁ」と言って笑った


熱き語り


「でもね コレ大事なんだよ。オレがね、オレ達がね。アケミから教えてもらったことや

感じたことが繋がっていくんだよ。終わらないんだよ。

アケミね いつも言ってた…仲間をつくろうぜってね。

仲間ってね簡単に言っちゃうけどさ



確かに解釈も人それぞれ。でもね、本当の仲間。

今こうやってさ。アケミのことで君たちを含めた俺らってのがいるわけでしょ。



「大平さん。熱いなぁ」と陣野さんが言った
 

「陣野さん、この話もじゃがたらに載る?」と大平さんが笑って言った

JAGATARAHONN.jpg

「陣野さん、今年の春、3月でしたっけ?「(増補版)じゃがたら」出版するんだよ」

と小田監督さん

「今回出す増補版に向けて何か書こうと思ってね。今回なんのアポも取らずふらり

江戸アケミの故郷四万十市にやって来たんだ。命日にさ。きっと来ればどうにかなる

だろうって。じゃあ偶然大平さんや小田さん一緒になった」と陣野さんが言った




「それでさ君達とも一緒になったんだ。縁だね。動こうよ。とりあえずさ、何かやりなよ。

いや、やろうよ。一緒に遊ぼう」と大平さん


「アケミさんの20回忌やりますか?」と俺らが言うと

「そうだね。アケミの20回忌をさ、アケミの故郷四万十市でやろうよ。協力は惜しまない。

OTO(じゃがたらのギタリスト)やさ南流石(ダンサー・振付師)もさ絶対来て

くれるからさ」と大平さんが言った

「前回の13回忌に出ていた遠藤ミチロウさんや大槻ケンヂさん、町田康さんも…」

「いの先輩、向井 秀徳(元ナンバーガール・現ZAZEN BOYS)も来るんじゃない」

とオレが言うと

「それはたまらん」といの先輩が言った

「協力しますよ」と陣野さん


「オレは1ファンの立場でじゃがたらに江戸アケミに衝撃を受けたんだ。

ライブを観てね。だから今があるんだ。協力するよ」と小田監督さん


「何だかすごい話になってきたなぁ」といの先輩が言った

「とにかくさ 遊ぼうよ。何かやろうぜ」


「俺らの何かやね?やろうか」とアフリカ人もやる気だった


そんな熱い話を数時間繰り広げた



ただ、時間はやってくる



「ああ 時間ですね そろそろ 行きましょうか?」



オレ達は大平さんら、陣野さん、監督さんを四万十駅まで見送った


「本送りますよ」と陣野さん


「またね。遊ぼうよ」と大平さんと小田さん


「こちらこそ ありがとうございます」そう言って別れた



3人の姿が駅の中に消える



「しかし最近こういう縁があるね」とオレが言うと


「まことに…」といの先輩


「何かやるか!」とアフリカ人


「お前はずっと黙っておるけど、もう巻き込んだぞ!逃がさん!」といの先輩が

アイクに言った



「江戸アケミ・・・」そうオレが言ってみる



夜行性で太陽に弱い、いの先輩

そして俺たち

本当にいい天気だ

時計を見ればまだ14時過ぎだが、いの先輩には夜の仕事がある

「帰ろうか?またな」と言ってアフリカ人とサヨナラ

宿毛市に帰っていの先輩と別れたあと

オレはアイクと2人でベロベロに飲んだ


「俺ら、やろうぜ」ってね


edoakemi.jpg


江戸アケミがよく言ってた言葉に



「お前はお前のロックンロールをやれ!」ってのがある



そういうことなんだな




後日…

大平マネージャーからメールが届いた

この間の写真送りますって

江戸アケミのお墓で撮った集合写真



それから

オレは1人酔っ払いながらヒストリーオブJAGATARA「ナンのこっちゃい」を観返してた


NANNO0.jpg


するとある映像が…


1986年11月2日武蔵野大学学祭楽屋のシーン

江戸アケミらじゃがたらのメンバーと一緒に若き日の大平さんが…


オレは大平さん宛てのメールに

”自分はあれから「ナンのこちゃい」観返してます。お墓参り以前と以後でまた

違って観れるから不思議です。

その中で子供を抱えた若き日の大平さんを見ました”と打った


大平さんから返信がある

”武蔵野大学学祭の映像は私が撮ったものですが、ベースのナベちゃんが私を撮

ったのです。

ナベちゃんもサックスの篠ちゃんもアケミも今はいないけど…


じゃがたらの琴線に触れた

あなたももう仲間なんだ。

理屈抜きなんだよ。わかるでしょ?”と


オレは

”アケミさんや大平さんが言ったこと

そう言うことなんですね

今日の高知は月も星もよく見えますよ


同じように月夜のしたで”と…



”そう…


そういうことなんだよ”と大平さん



NANNO.jpg


オレはその時、飲酒後に飲んでたお茶、湯呑みを右手に持ったまま

寝間着で星を観に外へ出たのでした

近所の神社へ駐車場へ



気がついたら右手の湯呑み

中のお茶は冷え切ってた

アホみたいだけど そうやって星を見た


帰宅後、オレを見た嫁が

「あんた 何やってんの?」と








江戸アケミが「都会生活者の夜」で歌った一節




”同じように月夜のしたで ”




そのあとには”同じように足を鳴らし”と続く


edo0 (2).jpg




「お前はお前のロックンロールをやれ」





江戸アケミさん 


あなたのおかげで こういう縁がありました



jagatara.jpg






平成21年3月出版の「(増補版)じゃがたら」
(著者:陣野俊史/河出書房新社)です


こんな話もどうぞ

「旅の手帖」へ




posted by yuzamurai at 11:23| Comment(6) | TrackBack(0) | 江戸アケミ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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