2009年08月06日

哀愁の町のイカダチームD

今、手元にイカダレースのプログラムがあるんだが…

イカダプログラム.jpg
(↑イカダレースのプログラム)

チーム紹介のコメント欄にこう記してある


毛人(もじん)1号

毛人1号.jpg
(↑クリックすると拡大します)

毛人(もじん)2号

イカダ毛人2号.jpg
(↑クリックすると拡大します)

非常に前向きでチャレンジ精神は旺盛だが、今までの経験上… 不安だ


話は戻って毛人2号の出発から…





”29”と番号がふられたイカダが吉野川を下るのが見えた

そう 毛人2号が遠ざかっていく…


「あれ 早いのかね?」


オレは隣にいた元名門の野球部員カーターに聞いた

「さぁ わからんなぁ」

カーターもオレも今回のイカダレースが初の参戦なもんで、その平均スピードがわからない

「はたして奴らは早いのか?遅いのか?」

でも、リーダーのthe96がオレらと違って3度目の参加やけん、なんか秘策はあるかもしれんな

そう議論しながらオレとカーターは徐々に遠ざかる毛人2号を見送った

さめうらダムA.jpg

スタート地点の川の流れはそれほどではないから、人力のイカダはそれなりの緩や

かなスピードで進んで行く

当然だけれどエンジンなどついていないのだ


「レースなんだけど のどかだねぇ」


ここから5キロの川下り

オレ達はコースの下見をしているわけではないから、どこにどんな難関が待ち構え

ているかなど知る由もない

「なんか 最後の方で沈下橋もくぐるらしいぞ。橋げたにぶつからんように注意やって」

とカーター

コースの情報などそんな程度だ

「ふーん 激突 注意かぁ こわいねぇ」




相変わらずの日差し 猛烈に暑い

「みんなケガせんように気をつけてよー」アイクの彼女から声がかかる


そんな間に船首の木板に”30”と大きく書かれたオレらのイカダが川に下ろされ、

スタート地点の岸につけられた


丸太を組んだ6人乗りのイカダ ”毛人1号”だ


「来た 来たー よーし 乗り込むぞ」皆が声をあげた




すると

「いやぁー暑い!」

イカダのそばで伝説のケリーが川につかり、体を冷やしていた

「まじ 気持ちええちや」


「メガネ無くすなよ」とオレが言った

ケリーはメガネをかけている

伝説の男はこういう時に限って大事な物を無くしそうでこわいのだ



ケリーに続き、皆が川に一度浸かって体を冷却してからイカダに乗り込んだ

6人乗りのイカダは思っていたより大きく、人と人との間に余裕がある

「こんな感じか?」

オレの前で左ひざをイカダにつけ、オールを構えた男前ビリーが振り返り言った


片方のひざには皆がサポーター代わりにタオルを巻いてある

丸太のイカダに片ひざをつけて漕ぐ為、ずる剥けたりケガをしないようにするのだ

オレも自分のポジションを微調整し、漕ぐ体勢を整えながら

「そやね ひざも痛くはなさそうや」と答えた



そんなやり取りをするオレとビリ−の後ろで

軍曹が「うおおおお やるぞー」と嬉しそう




うちの嫁が

「写真撮るでー」と声をあげた

いかだB.jpg



ここで毛人1号メンバーのポジションの確認だ


誰がどこにポジションを取るのか?

とても大事なことです

そんな気になる毛人1号の配置は事前の話し合いの結果こうなった

イカダ通常時.jpg
(↑クリックすると拡大します)

メンバー内で一番体力が不足しているであろう伝説のケリーは

「オレ、軍曹の前だけはイヤちや。さぼったらオールでしばかれる」

と希望してこうなった


オレも体力不足なんだがなぁ



つまり、鬼軍曹が後ろ

体力に難がある伝説のケリーが隣り

無難に漕げそうな男前ビリーが前


うーん

どうなんでしょ?

オレ的にはやっぱり隣のケリーが気になる

以前、皆で登山した時のことが蘇ってくるんだ

嗚呼 あの日のケリーと高山病
”麗しのロックンロール山岳部隊”参照 「たびの手帖」の中間位です

「そろそろでーす」と係員から声がかかる

いかだA.jpg

お揃いの赤いベストに身を包んだオレらはたいへん盛り上がっていた

「よーーーしゃぁぁあ 勝つぞー 2号を追い抜くぞー」

「作戦! 作戦は?」


(そう!これは戦だ!)


「まず、イカダの右側の奴が岸をオールで突け。それで岸から離れる」

「待て待て、じゃぁ その後のコース取りは?」

「川の中央に流れがある、しばらくはそこで流れよう」カーターが言った



「用意はいいですか? … 」係員がオレらに言った

それから時計に視線を落とす 


出発の時間なのだ…






「スタート!」






「うほほほっ よーーーし 突け!」皆からカーターへ指令が下る

イカダの右側先頭に位置するカーターとその後ろのケリーがオールで岸を突く

毛人1号が離岸を始めた


「おおおー 進んだ」


「漕げー」


オレの前で男前ビリーがバシャバシャとオールを漕いだ

その水しぶきが気持ち良い


イカダは軽く左右に揺れながら中央に向かって進む

そうやって揺れる度、ひざや足が冷たく澄んだ川の水に浸りこれまた気持ち良い



少し斜めの状態でオレらは川の中央の流れに入ることになった


「これでええー 乗った! よし イカダ真っ直ぐにするぞ」


誰からともなく指令が飛び交い、オレらはバシャバシャとぎこちないオールさばきを

みせた


船首がググッと真っ直ぐ前を向く


「よーし このまま漕げ! あいつらもだいぶ進んだぞー 追いつけー 行くぞー」

皆がそれぞれに楽しそうだ




毛人2号が小さくその先に見えた


「漕げ漕げー みんな声出せよー」


川下り素人の6人を乗せたイカダがえっちらおっちらと進む




ここは吉野川

先を行く毛人2号を追ってオレら毛人1号は勢いよく(?)スタートした




つづく
posted by yuzamurai at 10:58| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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