2009年08月07日

哀愁の町のイカダチームC

yosinogawa.jpg


吉野川が下れない 可哀想なジロー

諦めムードというか

(タローはもともと別のチームで出場が決まっているからいいのだが…)


そいつぁ 仕方がないなぁ みたいな雰囲気の中、救いの神The96が言った

「オレの知り合いのチームがあるけん、お前そこで出してもらえや。そのチーム

はメンバー足りてないけん」


・・・


「わかりました。そうします」爽やかにジロー

「それええじゃん」と皆が言って問題はものすごく簡単に解決したのだった


良かったねジロー


そして


これだ

オール@.jpg
(レースから帰宅後の我が家の玄関で撮影)

「すげーぞ。これ」

軍曹はそういってオールを嬉しそうに空にかかげた

「おお マジすごいやん。これ手作りかい?」

「すげーろ すげーろ 角材を3本使ってよ。この出来よ。ニスもバッチリ、ピカピカぜよ」

「やるねぇ。ひとりで作ったがかい?」

「職場の先輩と二人で作った。参加する2チーム(1チーム6名)分プラス1本で

全部で13本作ったがぞ。はい。1人1本!オール代金徴収!」

「なんぼ?」

「3,000円」

「高い」

「バカ、最低限の材料代と残りは手伝ってくれた先輩に渡すがぜよ」と軍曹

「うえぇ 高いにゃー」とアイクが言った


しかし、それだけの価値のある1本だ

よく見ると本当に丁寧な仕上げで、

角材を3本繋いであると言うのだが、言われなければ気付かないほどだ

「そこらの市販のオールよりぬくもりがあるろー」と軍曹は言うが確かにそうだ



そんなオールを皆がおのおの好きなのを選ぶ

手作りだから、大きさと重さに若干の違いがあるのだった




それからチーム分けの発表

オレは軍曹やジョニーと同チームになった


皆が根っからの宿毛人なのでチーム名も

チーム毛人(もじん)一号

オレ

軍曹

ジョニー

男前ビリー

伝説の野球部員で高山病の奇跡ケリー

伝説の野球部員カーター




チーム毛人(もじん)二号

The96

アイク

板金ロッカー

ソルト

森本

野性味で勝負のケリー

と言った面々に決定



そしてだ

普通にレースしても面白くない(基本的なことだ)

というわけで、打ち上げの飲み代金は負けたチームが持つことになった

これで俄然盛り上がるのだ


「二次会もか?」

「とりあえず一次会の飲み代の持ちや」

とやんややんや





そんな盛り上がりで時間を使ったものの

レース時刻まではまだまだ


時刻はAM10時過ぎ、レース開始は12時過ぎ

まずフリースタイルから始まり、オレらが参加する元祖いかだ部門はその後だ

しかも全40チームほど参加する上に、同時スタートではない(各チーム5分ずれのスタートだ)

こいつぁずいぶん待たなくてはいけない

オレらの順番は40チーム中ちょうど中頃

チーム一号、二号は連番登録で二号が出て、続けて一号がスタートとなっていた


「なげー 待ち時間なげー」


「よーし この時間使ってチームで練習!」

The96はこのイカダレースへ三回目の出場のベテランなので、初めてのオレ

らは漕ぎ方を伝授してもらった

陸で声を出し合ってオールを漕ぐ

奇妙な光景である


あとは泳いだり、うんこしたり、飯食ったりと、おのおのが好きことをしながら

時間をつぶした



なんとか時間が近づいてくると、皆がレースの恰好に着替え始める

「上半身裸でいこうか」とジョニーが言ったが

「救命胴衣つーかベストも着るけん、裸にベストはたぶんビジュアル的に良くないね」

とThe96

「ええ そうかい ビジュアル・・・」と言って断念するジョニー



すると

「何だそれ?」と板金がオレの靴を指差して言った

「ええろ バリバリのグリップ力を誇る、ブラジル代表カラーの足袋”ザ・カナリア”」

オールA.jpg
(オールの隣のかわいいあいつがそれ)

「お前すごいにゃー。どれだけ滑りたくないがぞ」と板金が言った

こいつは海に行く時の相棒で岩場でも抜群の威力を発揮する

滑らない

ウニを踏んでも、岩ガキでもケガしない
(この足袋を忘れた時にケガをするのだった)

そして安い

釣り具やで確か800円位だった

海で潜る時は必ずこれを履くのだ

カナリアっぽい.jpg

中には裸足のメンバーもいて、オレの足袋に感嘆の声を上げた

「すごいな、けどビジュアル的にいかがだろう」

意外とみんなビジュアルにこだわってみせる



オレはこれでいいのだ

カッコイイのだ

短パンに足袋にオ−ル

準備は整った

後はスタートを待つばかりである



そう、待機・・・



またもや、うんこしたり、他のイカダチーム見てはあーだこーだ言ってみたり

最後は会場にたてられた日よけのテントの中で、皆がごろごろしていたら

(遂に!)順番がやってきた




「おほおぉぉぉ 来たね」




両チームが自分らのイカダを確認する

確かに丸太で作られているのはどれも同じなのだが、これも当然手作りなので形は

まちまち… あれが良い これが形が良いなど言いあったが既に使用するイカダは

決められているのでそんなことを言っても仕方がなかった


大きなクレーン車がイカダを持ち上げ、川へ移す

その動作を眺めながらオレらは盛り上がっていた




さぁ チーム二号の出番だ


安全の為のヘルメットと皆がお揃いの黄色い救命胴衣を着用しイカダへ

いかだ@.jpg

スタートの時が来た

「うほほほー 緊張するなー」と板金

「勝つぞー」


「よし 行くかー」とThe96



「おい 負けたら方が打ち上げ飲み代、奢りぞ」

オレらは岸辺とイカダの距離でそう確認しあった




それから

「行くぞー うひー」と言って

チーム毛人(もじん)二号はゆっくりと進み吉野川を下って行ったのだった




つづく 
ラベル:吉野川
posted by yuzamurai at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

広告


この広告は60日以上更新がないブログに表示がされております。

以下のいずれかの方法で非表示にすることが可能です。

・記事の投稿、編集をおこなう
・マイブログの【設定】 > 【広告設定】 より、「60日間更新が無い場合」 の 「広告を表示しない」にチェックを入れて保存する。


×

この広告は180日以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。