
清志郎さんが教えてくれたオーティス・レディング
その中でも一番の愛聴盤は初めて買った

だったりする
他にも良い盤、演奏はあっても
初めて聴いたオーティスが衝撃
「In Person at the Whisky a Go Go」

「瀕死の双六問屋」忌野清志郎
我が理想郷”双六問屋”では履歴書などいらない
タレントが個展をひらいたりしないし、歌の下手な者がCDを出したりもしない・・
しかし、”双六問屋”は今、瀕死であった
以前、TVブロスに連載されていたコラムをまとめた一冊
これは小説という名の虚構なのか
日記と言う名の現実なのか それはわからない
ただ
そのロックな切り口、音の鳴り方はレコード評でもあるから
以前、ぼくがオーティスを知ったように
”双六問屋”を忌野清志郎のレコード評とし、ここで紹介されるオーティス・レディング
やジミヘンに驚喜するのもいい
そして 秘密兵器…
”双六問屋”には得意の漫画も掲載されている
清志郎さんはこう言っていた
「なんだかわけのわからないタレントが簡単に本出したり、歌ってCD出したり
映画作ったり、出演したりするけどさ。
タレントで漫画描く奴いないよね。漫画本出版する奴は。
漫画は本当に難しいんだ。
だからオレは漫画が、漫画家が一番偉いと思う」と
そういうわけでこの本では漫画家を志したこともある忌野清志郎の漫画も読める…
しかも
単行本なら すごいロック なCDも付いている…
1:瀕死の双六問屋のテーマ
2:遠いシナリオ
3:フリーター・ソング
4:瀕死の双六問屋エンディング・テーマ
(残念ながら文庫版には付属されていないのです)
あれ? なんなんだろうこの本は…
ぼくはこれを読んで 今夜もうーんと唸りをあげ
ターンテーブルでロックをまわす
この本が世に出た10年前
あれから世の中は何も変わっちゃいないし
今も変わらず”双六問屋”は瀕死である
ただ、死んじゃいない
ヘイヘイマイマイ
”双六問屋”は死なない
終わらないのだ
読んで確かめよう
「愛し合ってるかい?」
清志郎が 大きな声でそう叫んだ