2011年04月10日

ウイスキーの丘で

馬鹿は丘の上


夕焼けにウイスキーを転がしてたら


ひもじそうな顔つきのきたきつねがとぼとぼとやってきて

きたきつね.jpg



「すいませんが、わたしもそいつが欲しいです」と言う



「いやいや

突然やって来て何言ってんだ

そいつぁ無理だよ

オレの大事な大事なウイスキーだからな」

とはっきり言ってやった



すると

つまらん同情でもひこうとしているのか

とても寂しそうな悲しそうな目をして、暫らくこっちを見ていた


10分

いや

20分ほどそこに居ただろうか



彼はオレが何も与えないのを察すると

諦めてしまった


そして

悲しそうな声で夕陽に向かって鳴き、


こちらを一瞥した後

きたきつね1.jpg


来た時と同じようにとぼとぼと雪の残る山の中へ消えていった




「さようなら」




”馬鹿は丘の上
    
太陽が沈んでいくのを見た
    
頭の中の目には
    
世界がぐるぐる回っているのが映っている”




我が家の小さなポータブルスピーカーがそう歌った
posted by yuzamurai at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 酒(SAKE ROCK) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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