流れる雲はるか向こう”
長い時間をかけて 札幌から帯広の街にやって来た

そして ソウル・ラブな彼
正しい観光客を装ったオレ達はちゃんと
豚丼食べて

ばんえい競馬へも行った

(ちなみに… この時、当然お金をお馬さんに賭けたのだが、すった。
そしてこの1年後こりないオレは友人の軍曹とジョニーとまたばんえいへ来て
お馬さんに賭けたのだが、みんなで仲良くすった。
勝てばキャバレークラブへ赴くハズであった…)
帯広の街は広く、大きい
疲れて妙なテンションのオレは
「幸せはどこだろう」とやすし師匠の”メガネ行方不明芸”の振り付けでおどけた
「しらんけどあっち。そんで道はわからんけん、いつものように迷って、ケンカになる」
「魔法がないと不便やな 漫画みたいに」
「日々の間違い と 旅の迷子
…
笑えば解決することばかりだ」
ちょっとおかしな夫婦はそう言って
街はずれにある 愛国と幸せの駅へ、 向かった

車中
「くだらないの中に愛がある 人は笑うように生きるのだ」と言うが
「ああね」と言ってまた君は寝る体勢に入った
市内から20分ほどで愛国の駅に着く
「さっきから あんた ちょっと変で」
そう言い残し嫁が先に駅の中へ入る
「が、がいじん」
先客がいた
大きな声を出す若いカップル
女の方がショーウィンドウを指を差している
「金髪外人の美系だよ」
それを聞いて
「ほんとや」と
嫁もちゃんと反応する
「外人、なんのこと?」
すると
そこにデヴィト・ボウイがいた

しあわせ行きのデヴィット・ボウイだった
「オレは彼をよく知ってる。そう彼はデヴィット・ボウイだ…
嗚呼
ここにいたんだな」
…
そんなわけで、
1年ぶりくらいにこの続きものの記事を書いたが
今見るとデヴィットは似てない
根本を揺るがす問題だが
もう
今更だし、ぜんぜん気にしないのだった
つづく