2015年08月31日

Here Comes the Summer 函館 A

「こちらの夏はとても涼しい

うそだと思うなら、ここへ来るといい

内地の夏しか知らぬ者にとって、北海道の夏は革命だ」

と、言ったのはわたしだった


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「暑い・・・」


まんべ君を素通りして

南へ南へ道はつづく 


ずいぶんと走って、気が付けば

ふと、とびこむ夕日

今夜は上ノ国町のキャンプ場に泊まろうと思うのだが、もう日没だ



キャンプ場は暗くなる前までに到着するのが鉄則なのだけど、

ご当地のハンバーガーも食べたいし


「時間がないのに、ハンバーガー店もない・・・」


江差のラッキーピエロに迷った


「今の道ぞいにあった?」


江差の道の駅、江戸時代の江差に実在したといわれる

「とんち」の名人・江差の繁次郎さんの前で自問自答する

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「きっちょむさんなら知ってるけど、通り過ぎてもうた。はんじろさん」





でも、引き返して徘徊してたらあった

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なんとかチャイニーズバーガー買って

くくりつけてさ

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また、進むんだけど

ビールも買わなきゃ

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また、くくりつけてさ

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はんじろさんの前をもう一度過ぎるのさ



暗くなって、すべては闇の中へ


江差から少し走って、上ノ国町で真っ暗


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「こりは何?」


ここは違う

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もっと上へあがったらまた、真っ暗


「誰もおらん・・・ ロケン・・・」


北海道キャンプで頭をよぎるのは、クマとの危険な遭遇だが


「ここはどぎゃんですか?はんじろさん」


・・・


「冗談抜きで、幽霊が怖い」


誰もおらん


はんじろさんはなんか食べてた

はじろさん.jpg
目がいってはる

おにぎりかな?


わたしも食事にします

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「はんじろさん、今はハンバーガーちゅうもんもあるよ」



夏の夜にふわふわする


百戦錬磨のわたくしでも、誰もいないここは、少し怖い

風となんらかの音がします

posted by yuzamurai at 09:49| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 北海道編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年08月16日

Here Comes the Summer 函館

僕の手元には1枚の7inchレコードがある

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ある夏の日、大分県のレコード屋で買いました

バックページレコードってお店だったかと思う



あらゆることに多感な僕らにとって

The Undertones (アンダートーンズ)は偉大なバンドであった


「夏、やって来い」と、ふるちんジルバ





今日はとても短い旅に出よう


夏とオートバイ


そうそう、先日iPhone破壊

ポッケからするっと落下し

エレベーターの隙間にストライク…

落下でバキバキ

電話に手を合わす「ごめんなさい」

新品に交換するのに一苦労(保障に入ってて良かった)


ピカピカの新品になったiPhoneを大事にポッケへしまい込み

やっと、荷造り完了、出発する



サイドバッグにバーナーにクッカーと燃料、ヘッドライト、合羽、イヤフォンに地図、

椎名誠の文庫本


「椎名誠は旅の心をくすぐる」


オートバイクのおしりにブランケット、マット、衣類、テントを括り付けた

寝袋は無し

コストコの大判バスタオル(バスタオルは本来の用途以外にも掛布団の役目も果たせるため)をチョイスした

あとは旅に役立つデカいゴミ袋(急な雨の時など荷物を包んだり、かぶることも可能)


「よし」


まず、ガソリン満タン

して、タイヤに空気入れようと思って空気充填機に近づいたら、ただの巨大な消火器やったので、

まずそこにビビる

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店員「それ、消火器です…」


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この街を出ます


バイクにスピードこの身を任す

いろんな風景後ろへ吹っ飛ぶ

さーこれから何をしようか

少なくとも校舎の窓は割らないよ



オートバイクは、北海道を代表する温泉街”定山渓”や

峠のあげいも 1本 300円(たしかこのくらい)の中山峠を素通り、

そして美しい洞爺湖をこえます

洞爺湖.jpg

「ぶいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃん」

いうて、僕の脇をバリバリ伝説が追い抜いてゆこうとも、心は太平洋

のんびり走ろう北海道、安全運転



「ああ、長万部」

長万部.jpg

ここのキャンプ場はいつか行かねば、いってみたいなーと後ろ髪をひかれつつ


今日はそこも通り過ぎます

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青い看板のコンビニでひと休み


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「兄さん、どこから来た?どこへ行く?」


見知らぬ親父が僕に言います

しかし、こういうときって何故、親父しか声をかけてこないのでしょうか?


必ず、地域量産型の親父がじりじりと寄ってきますね 

視界の隅からにじり寄るのです

若い女性とかまず無い 

彼女らには、まるで路傍の石…



「函館です」



親父はしたり顔で去ってゆく


「函館かぇー」言うて


ここ長万部町は蟹が有名ですけど、蟹弁当とか買いません

お金はそんなに使えません

水も汲めるとこでボトルへ汲みつつ、毎度補充、節約


「僕はいつも貧しいなぁ」


夏は

青い空と大地との境界線目指して進む



「ははは、夏、ここにやって来た」



そうやって大人になった



そして、長万部の

まんべくん.jpg



「誰?」



つづく

posted by yuzamurai at 12:23| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 北海道編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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