たぶん 中学生の頃に初めて聴いた
”星のラブレター” 作詞 宮沢和史 作曲 宮沢和史
(1989年にTHE BOOMでリリース)

この曲の中のサビにあたる部分
「愛してます ”好きにしてよ”」
ってのには驚いたし 唸った
「愛してます」だけであるならどの世界にだって溢れているが
そこに続く「好きにしてよ」にそういった表現があったかと…
「愛してます」に収まりきらなかった感情が
「好きにしてよ」で見事に昇華している
この曲はその後 「君に会いに行くよ」と続く
「愛してます 君に会いに行くよ」ならきっとオレでも書けただろう
気持ち、感情は不思議なもので
そいつを表現したいと思うのだがこれが難しい
”愛”という表現
その対象が人であれ何であれ
「愛している」と言ってしまえば早いが
”愛している”もそれぞれであり そこにズレが生じる
「死ぬほど愛しているのだ」といってみても すでに手あかのついたそ
の台詞には誰も真に受けないだろうし、何か違う
ああ 困った この想い
この感情はそのまま留めていない
留めるのが難しい・・・
しかしその形をうまく言葉にすることが出来ない
伝えたいことが10であれば
それが5でしか表現できなかったり
尾ひれがくっついて20になったりする
この”星のラブレター”は
「愛してます」では収まりきらない感情が
「好きにしてよ」で解放されるから
30歳をオーバーした今も・・・ 見事に ジャストする
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