2008年07月12日

中央線の思い出

THE BOOMに「中央線」(1990発表)という歌がある



”走り出せ 中央線 夜を越え 僕を乗せて”



と壮大に歌われるが


残念ながら 電車も汽車も走らぬ我が町に中央線は存在しないので

君の家の方に流れ星が落ちても

僕は飛び乗ることが出来なかった



中央線を通勤、通学の足として長年利用していると

「ああ 中央線ね 毎日乗ってるよ」で済んでしまうところでも


それを 見たことも乗ったこともない 田舎者の中学生には

中央線は ただの中央線ではない


”空を飛んで あの娘の胸に突き刺さったり”

”僕を乗せて 夜を越える”ことができる銀河鉄道なのだ




その一方通行の想いは

実在のものを  架空のものに近づけていく

もう 他の何かでは こと足りん



歌の響き方など人それぞれで勝手なのであるが


この物語を聴くとRCサクセションの「うわの空」を思い出す

個人的にこの2曲


居場所がここでもそこでもない気がする

手が届く範囲で鳴っていない


2曲に共通する ”君”が もういないからだろうか




初めて東京の街を走る中央線を見た時

「一本道」を想い

初めて東京の街を走る中央線に乗った時

「中央線」を想った



それでなんだか救われたし 嬉しかった







それからしばらくして我が町にも汽車が走った

今から10年前のことだ


ラベル:the boom
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