2008年08月20日

麗しのロックンロール山岳部隊3

山よ山よ

山は生きている

ロックンロール!!!

bukk.png
ピッケルを いや ギターをブチさす ピート!


”三嶺(さんれい)”と言う名の美しい山に登るのだ


兎にも角にも 登山口まで到着し

山を見上げる


「どれが ”三嶺”?」と伝説のケリーが言う

それはみんなが思っていることだった



消防隊員の言った土砂災害は登山案内図にも及んでおり

案内図は見事土砂と一緒に崩れている


記念撮影好きの俺たちはここでもパチリ



崩れ傾いた登山案内図を自分らも傾きながら確認し


「行くかー」と皆が声をあげた




先ほどの登山口までの歩きで疲れてはいるものの

まだ大丈夫 元気はある


しばらく歩くと沢を発見

sawada

水は猛烈に寒い


靴を濡らすわけにはイカンので裸足で横断


「うううひゃひゃ さささ さぶーい」とはしゃぐ




それからだ…

皆が 無口になったのは

そして おのおのの登るスピードが異なる為 集団が分かれ始めた


大きく分けると


軍曹とオレのグループ



伝説のケリー、男前ビリー、夜の野性児カービー、彗星カーター

の2グループ・・・


休憩場で一度はみんな出会うのだが

登っているうちに また 分かれる

バラバラになるのは危険だが 素人登山部隊は常にバラバラだった


とにかく軍曹は早い オレは付いていくのがやっとだ

何度も気持は折れそうになるが ここは意地と心意気で・・・



オレは軍曹と二人で進んだ


山の案内標識が現れる


軍曹が口を開く

「おおお もうすぐ さおりが原だ」

saori.jpg

さおりが原はおいしい水が飲めると有名らしくここの情報は事前に掴ん

でいた

そう、日本一ウマい水だとの情報を!


それは飲まねばなるまい!


yama2.jpg
名水に群がる男達↑



オレ達が家を出たのは早朝だったとはいえ、山は家から車で4〜5時間

の場所にあり、しかも思わぬ通せんぼで予定外の体力の消耗と時間のロ

スをくらっていた


うーむ この現状はどうなんだろうか? あとどれだけの道のりなのか

実際よくわからない


とりあえず また登り始める

また、自然と別々のグループになり進んで行く



この辺りから大きく差が開き始め 休憩で十分単位で待たなくてはいけ

ない状況になった



3月の山頂付近には雪が残っており、気温も低い

長い休憩は体を冷やした



後続グループも疲労で死にそうであったが

休憩で合流してもルートの確認だけ行い、オレと軍曹は先を急いだ

”三嶺”山頂はもうすぐだという根拠のない自信があったからだ



それから数十分

ひとつの山の頂上にたどり着いた



「うわわわ うぎゃやややや ”三嶺”制覇!」


俺らは安堵と疲労の中 声を出して喜んだ



だがしかし、あるはずの山小屋も見当らん



「山小屋は?」



山頂の立札を確認 


「おい この山 違うぞ」と軍曹が言った


「ん?違う? じゃあ ”三嶺”はどこだ?」


スゴイ会話である 正に遭難者の会話だ


「もしかしてアレか」とオレが指をさす

yama1.jpg
目を凝らすと小屋がちょっと見える気が↑



「なんか山小屋らし物が見える… 

俺らが居るここは”三嶺”ではなく 隣の山だ」


koya.jpg
後で知ったのだがそこには こういう小屋があるのだ↑


うーむ 落胆・・・ ずいぶん体力は使ってしまった

とりあえずの休憩の後、二人で”三嶺”へのルートを探し山頂を

うろついた


山頂 反対側の斜面に出る・・・



「ぐわわわわ めっちゃ 雪ー!!!」軍曹が声をあげた



見ると辺り一面の雪だ 雪の斜面になっている 美しい


「しかし、雪で道が全くわからん」とオレが言うより先に


「うひょー」言うて軍曹が滑って行った


「おい 面白いぞ でもケツで滑るな 濡れるけん 足で滑れ うひょ

ー」と元気過ぎる軍曹


登山部隊にメゲテいる暇は無いのだ!


オレも続いて


「うひひー」と滑る


(もう一度言おう)しかしだ


斜面を滑り下りオレは軍曹に言った


「楽しいがマジで遭難するぜ しかも後続グループとはぐれる たぶん

皆こうやって遭難していくのではないか?」



「それはある」と軍曹は急に真面目な顔になった


登山道は雪に埋もれ わからないし、滑ったから足跡もないので後続に

俺らの行先がわからないだろう


オレは携帯電話を開いた


圏外だ


いや 振り回すと電波の良い所でアンテナが1本立つ

なんとか 後続に電話してみるも向こうが圏外だった


うーむ

オレは嫁に


”なんだか オレは無事です アイラブユー”


とメールを打った



「しゃーないとりあえず 戻るか」と軍曹


今来た雪の斜面を戻ることになった




軍曹はとてつもなく元気だ 物凄いスピードで登って行く


オレは はぁはぁ言いながら ゆっくり登った

少し立ち止まり辺りを見回す 山頂の雪景色は素晴らしかった


視線を上に移すと 登山家 サンダース軍曹が

ザク ザク と力強く登る姿を 太陽を反射する雪の光が照らした


これだけでも来た甲斐があったとも言える



「おーい 軍曹 めっちゃ ええ感じやー」とデカい声で叫んだら 



ずっと先を行く軍曹は振り返り


「んー何か 言ったかー」大きな声で言った


yyama.jpg


彼は あっ という間にまた元の山頂へ


すると 姿が消え  しばらくして顔を出した




「おーい ケリーが倒れている」と軍曹が言った




つづく




ラベル:三嶺
posted by yuzamurai at 21:08| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
続きが気になりますね〜。
俺的には、このエピソード
軍曹を応援してます!
あっ、サバ持ってきたケリーさんも
イイっすね。

ジョーイのフィギア、欲しいっすよね!
意外とリアルですね、コレ。
ロットンのはちとビミョーかな。
同じシリーズのシドは結構よかったです。
とちなみにウチのシドは、全然安い小ぶりなヤツです。
Posted by ラ・モスカ at 2008年08月20日 21:09
あーコレ俺も行きたかったわ・・・

高所恐怖症なんで一生無理ですがね

えへへ


もうケリーの顔写真出してやれ

Posted by 96 at 2008年08月21日 03:06
軍曹もケリーも愉快な男で・・・

フィギュアは以前ラ・モスカさんのブログでシドフィギュアの記事読んでて、ネットサーフィンしてたら あっロットンもあるんだなと知りました
シドのフィギュアの方が完成度高いっすね
ラモーンファンとしてはジョーイも捨てがたい!
Posted by yuzamurai at 2008年08月22日 21:13
ケリーの顔写真もってないー
確かこの山登りの次かな いやそのまた次?
忘れたけど
96さんも行く予定だったが悪天候で
キャンプになっちゃった
あの日あの時 心霊スポットキャンプ?
でも あのカツオのたたきはめちゃうまだった
オレはあれが 忘れられない
マジで
サンキュー ロケロー
Posted by yuzamurai at 2008年08月22日 21:20
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