
「じゃがたら(増補版)陣野 俊史 (著) 」
友人のあふりか人から
「本が届いたからおいで」と電話があって
休日に一人、アフリカ人が経営しているカフェ”あふりか”に出かけた
この日は4月にしては暑すぎるほどの気温と晴天
Tシャツを着たオレが店に入ると
「薄着やね 夏やん」と彼が言った
そして
「まぁいいけど… 例のこれね」とオレに差し出したのが
じゃがたらだった
オレはカウンターに陣取り
「おおおおこれかぁ で、内容どうやった?」と唸った
すごく良かったと、そしてあまりに良かったので友人に貸したと言う
「江戸アケミ墓参記」が増補された”じゃがたら”
そのページをカウンターの上で開いてみた
僅かではあるけれど、ここに高知で育ち高知で暮らしている若者4人が登場
その中の一人がオレだ
以前オレが書いた墓参記もこの日のこと
熱心に本を読むオレに一杯のコーヒーを差し出し
「休みやろ?これからどうするが?」とアフリカ人
「これからね うーん考えてないね… 本以外に目的がない…
トンボ公園でも行くかな 一人で寂しく」
とオレが笑って言うと
「ここからやったら歩いても行けるで」と言う
「んじゃあ 時間あるしね 行ってみるか」と言って本を抱え外に出た
相変わらずの日差しと暑さ
ほんとにトンボ公園はカフェあふりかとは目と鼻の先で…

公園に入ると子供が十数人引率の先生らしき人の周りで楽しそうにはしゃいでた
辺りを見回してみる
のどかな景色、でもこの景色ここら四万十周辺ならどこにでもあるようで実は
どこにでもはない場所なんじゃないかなとも思う
今はこういった形で保護していかないと… そんな風に思ったりする
池があり小川が流れる
のぞき込んだらカエルが一匹飛んだ
だが、水面にも空にもトンボの姿はない
ただの暑い4月
男の子が二人大きな声を出してオレの脇を走りぬけた

ここは江戸アケミ、本名江戸正孝氏が生まれた育った所からすぐの場所
こういった景色を見て過ごしたのだろうな

ベンチに腰掛け本を開いてみる
「江戸アケミ墓参記」
「先生!なんかおる!これなんやー」
とさっきの少年二人が水面を棒でつつきながらまた大きな声をあげた
先生と子供のやり取りが面白くてしばらく眺めていた
四万十市…
いや中村市だね
ここから… 江戸アケミが誕生し沢山の歌が産まれた
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一ファン、そしてお墓参りをした自分としてはとってもうれしいです。
本屋で見つけたら買ってみようと思います。
コレ、もう出てるんですね?
前回、買い逃して何度も図書館で借りて読んでたので、今度こそ買わなきゃ。
湯侍さんの、あの墓参りのエピソードも載ってる、と。
湯侍さん、昨年のミチロウのエピソードといい、今回といい、なんかスゴイ経験してますね〜。
ちょっぴり嫉妬しちゃいます!(笑)
私も実はまだ読みかけなんですが・・・
じゃがたらファンとしては非常に読み応えがありますよ。
本当にここんとこいろんなことがありました。
ノータリンズに江戸アケミ、なかなか経験出来ぬことですね。
オレただの一ファンだもんなー
うーん LA MOSCAさんが嫉妬するのがわかる(笑)
おーー、本出たのですね!読みたいと思っていた本でもあるし、湯侍さんの話も載っているのであれば、ますます欲しくなりました。
でも「じゃがたら」の本に載るとは
すごいですね!!
載ってんの(笑)