2010年04月14日

帯広のデヴィッド・ボウイ@

帯広に行ってきた

それは先月のことではあるけれど…


野良猫3.jpg


3月某日、夕方5時前 札幌市内…


「寒いな。また降ってきたぜ 雪…」オレは番長風につぶやく


4月がすぐそこまで来ているというのに 札幌の空と街には沢山の雪が舞っていた

もう降らないかなと短い旅を企画した我が夫婦に雪の不意打ち





とりあえず予定通り家を出発

運転手はロックでロールなオレ


雪の降る札幌の夕刻


今日の突然の冷え込みで、通りを行く人々もなんだか面倒くさそうに歩いてる


「帯広はどうかね?きっと札幌より寒いろうね」


帯広へ向かう車中、まだ家を出たばかり、

助手席で嫁は


「あー これは間違いなく冷えるね」


そう言った


間髪入れずラジオから

「日勝峠、吹雪、路面凍結に注意して下さい」

そんな注意報


「日勝峠 あぶいぜ 気をつけるぜ」


札幌から帯広を下道で抜けるには日勝峠を超えなければいけない



日勝峠とは(wiki参照)

日勝峠(にっしょうとうげ)とは、沙流郡日高町と上川郡清水町の間にある峠である

日高山脈北部にあり、標高1,023m。日高国と十勝国との間にあることから命名された

冬季間は路面凍結、吹雪による視界不良と、一年を通して悪条件となる場合が多く、

重大事故の発生も多い。

1,000m級の標高とはいえ森林限界に達し、気象条件としては長野・群馬

県境の渋峠(標高2,172m)クラスに匹敵するうえに、道央〜道東をつな

ぐ主要な道路で多くの大型車が昼夜を問わず通行する産業道路であるた

め圧雪アイスバーンが形成されやすく、路面状況も含めると世界的にも

トップクラスの厳しい峠となっている





まじで、あぶい


こっちの人はみんな日勝峠に気を付けてと言うんだなぁ

そんな有名所


「日勝峠 あぶいぜ 気をつけるぜ」


とは言っても初めての日勝峠越えなんで、それがどんなもんかよくわかっていないのだけれど…


先日タクシーの運転手に日勝峠を越える話をすると…

「私ならこの時期は日勝峠は避けますねぇ、高速使うか、もしくは遠周りします」と言った



「しかし、我々は遠周りしない」(番長風キッパリとした口調で)



オレの仕事の関係で夕刻発の予定なので遠周りする時間の余裕がないし、高速道路は料金がかかるうえに味気ないのだ



しかも今夜は車中泊

なんと今夜は特別寒くなりそうな日勝峠付近が予定地


そして明日も車中泊… 2泊3日帯広、車中泊の旅なのだった


オレが会社で旅の計画を披露すると同僚はこう言った

「車中泊! いやー危険です 凍死はしないだろうけど、絶対に寒いですよ。

止めといた方が良くないっスか、安い宿ならいくらでもあるし…

帯広、札幌より寒いんですよね」 


そこを頑なに


「いや、車中泊でないと意味がないのだよ 

オレはキャンパー、愛車は気持ちキャンピングカー、まぁ装備はカーテンと銀マット、

寝袋位やけどね

宿に泊っちゃいかんのだ。 根っからのキャンパー夫婦だから」


オレがそう返すと


「いやー 大丈夫かなぁ」と同僚が心配げに言った




たかだが、氷点下5度、いや10度位いくの?


今更ながら、大丈夫かね?


「毛布持ってこなかったな」と荷台を確認しながら言うと

「持ってこなかった」と嫁が即答した


オレの寝袋、3シーズン用なんだけどなぁ

嫁の寝袋はマイナス14度まで対応の冬季用(そこまでは絶対に耐えられないと思われるが、

寝袋の商品説明には誇らしくそう書いてある)


只今、午後5時30分、我が車は帰宅を急ぐ車の群れに巻き込まれながらも

順調に札幌市街を抜けた


雪は勢いづいてくる




ふいに

ラジオから人間ドラマが流れてきた


親子(お母さんと息子)が日勝峠を車で越えるお話

ハンドルを握る息子は雪道に不慣れ、助手席で心配する母親、そういう設定であった



「状況が我々に似ている…」とオレが言うと

「そうやね」と嫁


雪が沢山降ってる 夕張に差し掛かった頃には吹雪いてきた

「この辺りに、あの有名な花畑牧場が… 

吹雪いて… 全然見えない! 

んー こんな予定ではなかったな…

・・・

寝袋3シーズン用、5度まで対応…」

キャンパーがひつこくつぶやいた頃



ラジオから


親子を乗せた車が無事日勝峠を越えたとお知らせが入る


「良かったな この親子 オレらも越えるぜー イエー」と

野良猫3.jpg

番長風にオレが叫ぶと


嫁はそれには答えず



「今日は寒いわ」



一言そう言った



つづく


posted by yuzamurai at 17:39| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 北海道編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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