フォークランド紛争(1982年)の当該国同士であるアルゼンチンとイングランド
が準々決勝の舞台で対戦

ファール以外では止められないドリブル
ああ マラドーナ マラドーナ マラドーナ
「5人抜き」
わたしがマラドーナの5人抜きを想う時、
その伝説の裏で抜かれた5人のDF(デフェンダー)があたまの中をぐるぐるとまわります
まぁ所詮
サッカー素人の感想なのですが、イングランドのDFがマラドーナ
に潔く抜かれたことに驚くんです
そりゃぁ
マラドーナのドリブルは凄いです どんな素人でもこの映像を見れば一発でわかります
ただ問題はこの5人抜きのプレーがあの「神の手」の後に起きたプレーってことなんですよね
「神の手」
「神の手」…
この映像で見る限りイングランドのDFには完全に見えてたんだと思います
ハンドつまり「神の手」の後、すぐに数人のDFが審判にハンドをアピールしてますもんね
そしてです
ハンドでゴールを盗まれてしまったこの後も、試合は荒れることなく
淡々と進んでいく(!)
で、「5人抜き」となるわけですが…
さっき…
さっきですよ
同じ試合の中、ルール違反であるハンドで
ゴールを奪った男がドリブルでこっちに突っかけてきたら、普通は荒っぽくなりませんかね
温厚なわたしでもファール覚悟でちょいとやっちゃいそうです
でも5人とも潔く抜かれるんだなー
マラドーナが偉大でどうしようもなく凄いのはもうわかってますから
そんなイングランド代表に驚く
そう どこまでもクリーンなイングランドに
このマラドーナのドリブルは半端ないです
もしかして
ちょっと汚い止め方やファールの余地も無かったのかなとも思いましたが…
そうでもないように見えます
できたのにやらなかったイングランド…
潔くクリーンなんです(わたしはそう思う)
個人的に”盗んだバイク青春論”と呼んでいるんですが
尾崎豊氏が歌う
”盗んだバイクで走りだす少年の青春”の裏には
”盗まれたバイクに絶望する少年の青春”もあるわけで
わたくし的には”盗んだバイクで走りだす少年の青春”だけにスポットをあてて
”少年の心情云々…”と語るのはいかがなものかと思います
盗まれた青春はどうだろうと思うと心が痛む
ああ
それは夏のアルバイトで汗水流しやっと買ったバイクかもしれんのですよ
…
ここでのクリーンな青春は
”盗んだバイクで走りだす青春”の犠牲になったのであります
マラドーナの栄光の影に紳士なイングランド代表
”盗んだバイク青春論”でいくと とても考えさせられるわけです
はい
ラベル:マラドーナ
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”少年の心情云々…”と語るのはいかがなものかと思います
いやぁ、流石湯侍さん、すばらしい。
僕も全く同感で、盗まれた方の青春は?とといたい。
僕は尾崎豊の詩には全く共感できませんでした。過ごした青春時代にギャップがありすぎる。
しかし、マラドーナと尾崎を重ね合わせるとは、湯侍さんの感性に脱帽です
その裏(おもてでもある)を無いものとしているケースが多いですね…