連休を目の前に考えた
どこかへ行かないと…
カーテンの向こう側、真横へ流れる雪とまっしろな景色

先生(Laurel Aitken ローレル・エイトキン)はオレに言った
「迷うな。行くのだ」
そう言うと
華麗に右へステップ、左へステップ
「なんださみーだと?革ジャン着てろ。やせ我慢してろ」
オレは先生と同じポーズを決めた
「アイムOK」
あとは後部座席へ荷物放り投げ、エンジンかけて、
パチンと指を鳴らし、ジャマイカン・ロックステディ
出発です
北海道の雪景色にロックステディがイカス
「Orange Street Special」BOBBY AITKEN ボビー・エイトキン(先生の兄弟)
案@ 美唄の福よし本店のカウンターで焼き鳥食って、あとは車で死んだように眠る
うむ、時計はまだ正午前です
美唄なんて1時間ちょいあれば着いてしまいます
いくらオレがひとり上手だとしても、聖地美唄で焼き鳥食う以外に何をしよう
と考えた時
あとは寝るしかないのではないか?と思いました
人間は死んだように眠るにも限界があります
寝よう 寝よう と思って
1時間…
2時間…
時計を確認すると1時間どころか20分位しかたってなくて、
いけんいけん まだ起きちゃいけん
楽しいこと
そうそう
川で泳いどったら、変なオジーが
「焼肉くわしちゃるけんのー」言うてきゃん玉に触ってきたあの日
「ほんもんの変態じゃー」って逃げた…
あぁ 違った それと違う
じゃあ あれだ
小学校からの帰宅中
外人パブの前を歩いとったら、
「ええーとこ、いこー」言うて外人のオバーにママチャリで連れまわされたこと
(知らん人についていったらイカンと先生もオカンも言うてました)
あッ これはイケンとわかり…
「ここ僕の家。おろして」と知らん家を指さしてウソついた
あーそれも違う 違うぞ パンクな想い出はインマイヘッド
で、
2012年現在、路面がたいへんよう滑る
スカに合わせて車もケツを振る
北へ北へ走った車は
気がつけば、旭川へ着いたのでした

なんだか必然的に
案A 旭川の居酒屋、バー(ブルービートなんか流れるクールなとこがよろし)で
飲んだくれて、あとは車で死んだように眠る
になりそうな気がします
はい
つづく