いかれた青春映画でも観てさ。いかした気分になろ」

「いや、待つのだ。待て」
さみーから、おでかけ保留
家ん中、ギター弾いてひとりライブ
女の人は、女の人は、女の人は、
どうか、どうか、幸せになってください
男は、不幸でいいんだ
男は、男は、男は、女の人が幸せで笑っていれば、それだけで幸せだっぺ?
「あー、また雪ふってる…」
ギター置いたら
あとはこたつから外を眺めているばかり…
峯田くんが言った
カッコいいロックの人にもなれないし、ヒップホップにもなれない
あの娘のことが好きなのに、話し掛けることさえできない
そしてなんとなく大人になっていく
本当は何も変わっちゃいないのに
全ての中途半端な人たちに銀杏BOYZの音楽を
僕はドアを叩く 開けてくれ
「よし、でかけよか」