街を徘徊中にふと立ち寄った中古レコード屋で流れた一曲に
”この曲は なんだ?”
と耳が敏感に反応
思わず高速レコチェック
(注1)の手を止める
注1)高速レコチェック…両手を交互に使ってレコードずばばっと見る(チェックする)方法。
後列から前列に進むor前列から後列へ進むのは個人の自由だが、後列から前列がどう考えてもよりスムーズに行える。
慣れれば100枚位はあっと言う間にチェック可能。
レコードがびっちり入っている場合はやりづらいのであらかじめ数枚抜くとよい。
棚に縦置きされてる場合(つまり背表紙が見える状態)にもこの方法が使えな
いこともないが、あまり…使わない。(単にやりづらい。それにすでにレコードの
タイトルが見えているのなら無理に引き出す必要も無い)
文章で書いたがいまいち伝わりづらいな
面倒だけど写真でわかりやすくしてみた(IN我が家:設定はレコ屋)
<高速レコチェック 〜後列から前列に進むやり方〜>
@A行とかジャンル別とかなんでもいいが… とにかく目当てのレコードの群れに血走った眼で迫る
(実際はそれ専用の箱、もしくはダンボールなどに入っている)

A左手(右手でもどっちでも良い)で一番奥のレコードを上5センチほど持ち上げて、すかさずチェック(個体差はあるがだいたいジャケの上5センチを見ればそのレコードがなんだかわかるので)

B左手でレコードを沈める(戻す行為)と同時に右手でまた別のレコード(たった今戻したレコードの一枚手前の物)を掴み、上5センチほど浮上させチェック

C右手で戻したレコードの一枚手前の物を左手で浮上させチェック
…
片手で写真撮ってたら片手しか写らん(至極当然ではあるが)
「困った」
のでセルフでパチリ

D(@〜C)を高速で繰り返す
ただこれを感情にまかせ激しくやると
「ジャケがそこ抜けしちゃうのでやめて下さい」と店員さんに言われることもあるから
あまり派手にやらない方がよい
いや、やってはいけない
それは大事な売り物
素敵なレコード達
やさしく、丁寧にあつかう
でも素早くチェック(これが難しい)
…
なんの話だっけ
あ
レコ屋で流れてた曲の話だった
…
女性が歌うそれはしぶかった
ベースがかなりいい
いや、
ベースだけでなく演奏全体がめっちゃしぶい、歌声含め全てがクール
「この曲はなんですか?」と店員に尋ねれば
さっきまでオジーオズボーンみたいな客と談笑していた サエキけんぞう
(注2)がさらりと言った
注2)サエキけんぞう…単に似てるだけ
「いしだあゆみです。すごくかっこいいですよ」
そして彼は
ジャケを素早くわたしに手渡す
「ジャケもかっこいいです」と…

”アワー・コネクション” いしだあゆみ&ティンパン・アレイ
演奏はティンパン・アレイ
つまり
ベースは細野さん
「いいですね」と言ったら
「ねぇ いいでしょう」となぜかサエキは はにかんだので、
わたしも同じように はにかんで見せたのだった
4月某日(晴れ)のことです
おしまい
「私自身」 いしだあゆみ
posted by yuzamurai at 10:19|
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ビニール・ジャンキー
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