2014年03月13日

こやって夕日がしずむ

ただ毎年

誰かの為、



ではなく

だるま夕日がただ沈みます


だるま夕日で.jpg






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2012年11月09日

管理人さんのおもひで

秘境のキャンプ場へやって来ました


「もう夜や、まっくら」


「誰もおらん」


「誰もおらんではないか!!!」状況を復唱



「管理人さーん」



叫ぶも反応なし



「管理人さーん 管理人さーーん」



かんりにんさん.jpg


も、一回


「管理人さーん」






も、一回 大きな声で



「管理人さーん」





「あんた、五代くんか…」と嫁さん



誰もおらん



ひとっこひとり… おりません



「どうしよー」



かといって、さっきまで嬉々としてやってた巨人の星ものまねごっこにも…


飛んだり跳ねたり.jpg



飽きました





管理人さん1.jpg



管理人さん… 



不在



おわり
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2012年11月02日

薬湯の電圧

「さみーな」


「鼻水でる」


「温泉とか銭湯行きたいぞ」


「あ、月見湯」


月見湯.jpg


「風呂に入って あなたと一緒に 上向いて夜空を眺めれば〜

願い事叶いそう〜」


「月見湯、今日はスルー」


「そだ、モエレの薬湯いいよ」


「ほー」






「薬湯といえば、愛媛県某所のは“しげき”が強いんだ。

湯につかったとたん、きゃん玉にびりびりくる」



「ふーん」



「ほんとさ、おもわず、『あー いけーーんーーーー』言うてもうたよ」


「電圧(ぼるつ)系?」


湯4.jpg


「うん。クアテルメ宝泉坊の電圧(ぼるつ)が一番すごい」


「しびれるんだ」


「うん」


「あ ちょい、白い息」


「はー 白い」




もうすぐ雪がふる
posted by yuzamurai at 23:49| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月09日

感動のすくも放浪記U〜帰って来たよっぱらい〜

高知龍馬空港へ いの先輩が送ってくれた


「いの先輩って なんて やさしいのだろう」


と高知空港で夫婦は乾杯(ビール)


「やさしいね」


と乾杯(ビール2杯目)


「飲んでばかりいてはダメよ。もう飛ぶわ」


羽田を経由して千歳空港到着22時過ぎ

駐車場行きのバスに揺られてミーのカー到着22時30分過ぎ



ずばばばばーと 大雨



「行きも大雨やったに…今日も」



「札幌は今日も雨だった」



なんだかんだ自宅付近に0時



「酒を飲もう」



明日は仕事だし、疲れてるんだし早く眠ればいいのに

近所のスーパーマーケットでつまみ購入


自宅到着0時30分


想い出話1時30分


ギターで熱唱2時30分


完全に泥酔2時55分


臥床3時


起床7時(予定)



よっぱらいは帰って来たし


高知空港でちゃんと酒盗も買ってきた


こうちしゅとう.jpg
酒盗(しゅとう)…鰹の内臓を原料とする塩辛。土佐(高知県)名物。これを肴に飲むと「酒がすすんでしまい盗まれるように酒がなくなっていく」から酒盗だそうな。





札幌はたくさんの雨



明日は仕事



夜は酒盗で1杯
ラベル:宿毛市 酒盗
posted by yuzamurai at 11:46| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月08日

感動のすくも放浪記

1週間なんてあっという間だ

時間はまるでかけ足 びゅーん とね







ものすごい晴天のすくも最終日 


こうち.jpg


ゆうべはあんな大雨だったのに からりと晴れ


ひとり感慨深げに玄関で歯磨きをしていたら 猫が1匹すりよってきた






ぼくは他の誰にもきこえないように


「今日帰るぞ」とささやいた


それをきいた猫は


「にやー」と言って かろやかに庭へと出てゆく


こうち3.jpg



歯磨きをしながら あとを追う 



そこにはまるまると太った 秋の金魚




「にゃー」




猫は夏の金魚が ちゃんと大きくなるということを教えてくれる



知らなかったでしょう 金魚は大きくなるのです



彼らは春に生まれ


主役の夏を生きて 


秋と冬を けなげに越えてゆくのでした


こうち1.jpg


たくさんの家族

たくさんの友人


座くろ

キャンプ

鳥十

バッカス

ノイエ

サッカー

バーベキュー

大宴会


会えた人、会えなかった人


いろいろとあったけれど ひとまず今日でおしまい


ただ、日々はつづいてゆくものだから 









金魚の泡と一緒に



日々の泡もぷくぷくと音をたてる






すくもで 生まれ、育った





それで


ぼくがいるのだった






玄関へ戻るとどこまでもついてくる君がいて


ごろごろとのどを鳴らし ぺたりとねそべった


とても 気持ち良さそうにしている


こうち2.jpg



「おい」と呼んだら



ぼくを振りかえり



「にゃー」と言って



またじっと外を見ていた








「そこから何が見えますか?」





ラベル:宿毛市
posted by yuzamurai at 11:01| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年12月19日

こりない面々の素敵な山登り

高知県宿毛(すくも)の友人達が今日山に登る


わたくし抜きの毛人(もじん)登山部だ


yama3.jpg


ここ北海道からエール



しかし、今は高知も寒いからな、山は雪も降ってんじゃない?


大丈夫かなぁ

yama2.jpg


今までもいろいろあったからなぁ

毛人1.jpg


無事を祈る


哀愁の町にオールをかざすのだった.jpg



そして、映画「茶の味」のしびれる名場面 山よ





posted by yuzamurai at 13:33| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月10日

哀愁の町のイカダチーム@

いかだD.jpg

「イカダレースに出ようぜ」

と友人のサンダース軍曹から連絡があったのは、7月は初旬のことだった

「イカダレース? 何それ?」

「早明浦ダム(さめうら)であるがよ。山岳部で出るぞー」と言って彼は電話を切った

唐突である


まぁ軍曹はいつもそうなのではあるが…

とにかく出る 山岳部で…
(山岳部とは…”麗しのロックンロール山岳部隊”「たびの手帖」を参照していただきたい)



参加決定後

一度、皆が宿毛最強の居酒屋”鳥十”に集合(友人の出産祝い、いや単にいつもの宴会?)


軍曹より詳細の発表がある


日時は8月2日、場所は高知県本山町

必要物品は?

「滑らん為にそれなりの靴」とのこと

イカダはレンタル、オールは軍曹と軍曹の職場の先輩の自作

「何?自作?」と驚くと

「おまえ、手作りのオ−ルすげーぞ まぁ楽しみにしとけ」

らしい…

「そんで金がかかるぞ」と軍曹

「えええっ 金かかるが?」と皆の衆

「参加費とオール代でまぁまぁかかりそう」

そういうことは早めに言おうぜといった周りの空気を軍曹は

「でも、ええぞ 角材わざわざ買って来てよ。まぁええオ−ルが出来ようぞ!」と言って

強引にかき消した

いかだB.jpg

参加者は

・オレ(麗しのロックンロール山岳部隊所属)と


愉快で屈強で寂しがり屋の

・サンダース軍曹(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


最近、娘ができた めでたい男(今回の宴会はそのお祝い)

しかし、アルコールが体内に入ると毎回困ったことになる

・男前ビリー(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


宿毛の引田天功、高山病の奇跡

・伝説のケリー(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


そして

野性味あふれるが体力は意外とない

・カービー(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


みんなにいじられる男(ムードメーカー?)

・カーター(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


一緒にロックンロールバンドをやっていた(ベース担当)男で練習嫌いなのにスケールがでかい

・ジョニー(麗しのロックンロール山岳部隊所属)


伊与野(いよの)、いや… 宿毛最高の自動車修理工

・板金ロッカー


いつもちょっと変態の

・ソルト 


オレと職場が同じでもろ変態の

・アイク


沖縄帰りの変態

・森本


高知市で最高の居酒屋を経営するロックンロール

・The96


そんな面々が集まった

どうなるかは正直よくわからない



つづく
posted by yuzamurai at 12:29| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月09日

哀愁の町のイカダチームA

イカダレースが行われる8月2日だが、実は他にもイベントがある



何があるのか?

オレら夫婦とジョニーカップルにはライブがあるのだった

斉藤和義氏saitousann.jpg





クロマニヨンズのkuromaniyonzu.jpg



「チケットはもう取ってんだ。レースとブッキングしてるぜ!」と言うと



軍曹は

「レースが本山町でスタートが昼過ぎやろ。ライブが高知市で開演は夕方5時

半か?レース終わってからでも大丈夫やん!いけるぞ、間に合う!」と言った


ジョニーもオレも

「ええっ まじー」と一言



軍曹はいつもアバウトな時間、距離設定をする男なので心配だ

以前は日本地図を自分の指で測って

「ここからここまでは… 3時間でいける」とか言って所要時間を計測

しては失敗していた




余談だが(余談ばかり)

当初はライブに行く予定だった軍曹はジョニーに

「自転車で行こう」と言った

宿毛市からライブ会場の高知市までは130キロ位ある

(3〜4年前になるだろうか、オレと軍曹が2人自転車で走った過酷な道のりだ)

「ええー自転車で行ってライブ観るが?嘘やろ まじー」と驚くジョニー

「ジョン(オレのこと)は嫁も一緒やけん車で行くけんど、ジョニーは自転車

で大丈夫やろ?新しい自転車もあるし、ええじゃん。当日2人で朝早く出ようぜ」

と軍曹(ジョニーは自転車を新調したばかりだった。誰もが羨む高級車に・・・)



すごいプランだ



それをそばで聞きながら感心していた

会話の内容が小学生の頃とほとんど変化がないことに…

(オレ、軍曹、ジョニーは幼馴染)




ジョニーの

「ええっ まじー」はいつも心からの叫び

でもやるのだ

つまり

ジョニーと言う男は

軍曹の難題をいつもやり遂げられる出来た男でもあった

ライブのチケット.jpg
↑斉藤和義とクロマニヨンズのチケット(オレと嫁の2枚)


レース開始は12時過ぎ

ライブは5時半

レース会場は本山町、ライブ会場は高知市、距離は50キロ位

車での所要時間は1時間


まぁ 大丈夫か…



さて、今度は現地本山町にどう乗り込むかである

オレ、板金ロッカー、アイク、The96は当日入り

あとの面々は前日から乗り込んでキャンプ、酒盛り、前夜祭とのこと(きっと素敵な夜になるだろう)


それぞれの用事があり宿毛市を出る3人は(オレ、板金ロッカー、アイク)

別々の車で出発することになった

つまり車が3台が連なっていく計画

そして高知市に在住のThe96とは後ほど合流の予定




宿毛市外のレストラン鶴亀前に朝6時集合

なのだが…


板金ロッカーは不安だ

オレも遅刻魔ではあるが奴はその規格をオーバーしている

奴はプロだ



案の定


8月2日

遅刻魔のオレと嫁は眠い目をこすりながらもジャスト6時には到着

だが、誰もおらず…

車通りの少ない田舎の国道沿いに寂しく停車する我がダイハツハイゼット

はいぜっと.jpg

二人とも寝坊か?

板金はさておき、遊びの時のアイクは朝に強いんだがなと電話したら


「ええ!遅刻魔のお前が時間通りに到着?!・・・まじか・・・すまん、先に

旅立ってくれ。あとから必ずいく。」と言って電話が切れた

アイクも遅刻だ


次は問題の板金

奴は電話に出るなり

「うえええ、ちょっとおかんに用事が・・・」とかどうとか、おかしな言動をかます

それから「あとから必ずいく」と言って電話が切れた

プロの仕業である 



嗚呼 

揃いも揃って なんていいかげんなんだろう

まともな奴はオレしかいねぇぜ 



しかし

いつものオレもそんなんだから、人のことを言える立場にない


「まぁ ぼちぼち行くべ」


と嫁に声をかけて我が愛車ハイゼットのエンジンをかけた

4〜5時間の長旅だ


そうやって、出だしからいいかげんなオレらは、高知県は本山町へと

バラバラに出発したのだった



つづく
posted by yuzamurai at 11:19| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月08日

哀愁の町のイカダチームB

オレと嫁を乗せた車は早朝の国道56号線を快適にひた走る


「前も後も誰もいません。どーぞ」


朝6時のガラガラドライブ


オレらは本山町へ向かった



ええっと 目的はなんだったっけ?

いかだB.jpg


無く子もだまる 「吉野川いかだまつり」

昔、白髪山から伐採されたヒノキを筏に組んで材を搬出した歴史に由来し始められた、いかだの早下りレース。
元祖いかだ部門とフリースタイル部門があり、毎回、趣向を凝らしたいかだが登場。参加者と見物人が一体となって盛り上がります。

と き     8月2日(日) 

ところ     吉野川流域

(文章は本山町ホームページからお借りしました)



…だそうな 

オレらが出場するのは”元祖いかだ部門”



そんなおり

ぶんぶん言って携帯電話が唸りを上げた


「なんざます?」

「どこざます?」

「今は佐賀(現黒潮町)ざます」

「では、窪川あたりで合流ざます」とアイク



するとまたぶんぶん携帯電話

「なんだね?」

「へい 快適に走ってるぜ ところで車は何で行きよる?」

「愛車のハイゼット」

「了解!オレはアイクのまだまだ後ろ走りよる。合流は須崎あたりや。後ほど」と板金


と言うわけで

まずアイクとあぐり窪川で合流

「オレは起きるが早かったけど、こいつが遅くてよ。スマン」とアイクは彼女と二人でやってきた


お次は板金だ

かわうその里すさきで合流

「すまん。すまん」言うて板金登場


皆が揃ったのは予定時刻を2時間あまり過ぎ、場所も当初の予定地から100キロほど

離れた場所になっていた


実にいいかげんだ




それからやっと3台が並んで走行する

朝も8時をまわると国道56号線は日中の賑やかさを取り戻しており、先ほどまでの

ように快適には走れない


「前に車、後ろにも車、下はアスファルト。退屈な道のりだねぇ」




オレらは9時前に高知市にたどり着いた

the96と合流だ


「おお 久しぶり。」




そ し て the96のお供が2人

「ジョン君(オレのこと)、ういいいぃす。オレも乗せて下さい」お供のうちの1人が言った

彼の名はジロー 由来はよくわからない

ガソリンスタンドで働く愉快な男だ


もう一人のお供もこちらに会釈する

彼の名はタロー 由来はよくわからない

ジロ−と違って実にクールであるし、ジャニーズ系である



the96、タロー、ジローはそれぞれ分かれて乗車した

我が車にはジロ−

「お邪魔しまーす」と乗り込んできた

「また、ひっくり返されると困るんで自分の車は乗ってきませんでした。えへへ」とジロー

以前、みんなで停車しているジローの軽トラック(人は乗っていない)を持ち上げて

ひっくり返したことがある


「あれ じいちゃんの車やにマジ傷だらけッスよ。軍曹やジョン君らと飲むと油断ならんッスねぇ」

と彼は爽やかに言った


車は高速道路を本山町へと突き進み

それから また、一般道へ…


高知市から1時間ほどかけて会場である本山町へ到着した

レースのゴール地点に板金の車と着替えを残し、スタート地点で軍曹らと合流



「うええええい」いつも元気な軍曹がオレらを迎えた


その後ろに大きなダムが見える


早明浦ダム(さめうら)だ

さめうらダム@.jpg


オレらと挨拶を交わす中、軍曹はジローを視界に捕えた…


「あれぇぇえぇえ ジローおるじゃん」

「いますよ。レース出ますもん」

「お前、来る思わんかったけん 登録してない。レース出れんぞ。定員オーバーぜよ」と軍曹



「えええ マジッスか」とジローは爽やかに言う



8月の空 晴天の早明浦ダム(さめうら) 素敵なイカダ日和



「マジッスかー」



何もかも とけだしそうな真夏の日差しの中で


爽やかにジローが 言った


さめうらダムA.jpg


オレらは早明浦ダムからこの吉野川をイカダで下っていく




つづく
posted by yuzamurai at 14:11| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月07日

哀愁の町のイカダチームC

yosinogawa.jpg


吉野川が下れない 可哀想なジロー

諦めムードというか

(タローはもともと別のチームで出場が決まっているからいいのだが…)


そいつぁ 仕方がないなぁ みたいな雰囲気の中、救いの神The96が言った

「オレの知り合いのチームがあるけん、お前そこで出してもらえや。そのチーム

はメンバー足りてないけん」


・・・


「わかりました。そうします」爽やかにジロー

「それええじゃん」と皆が言って問題はものすごく簡単に解決したのだった


良かったねジロー


そして


これだ

オール@.jpg
(レースから帰宅後の我が家の玄関で撮影)

「すげーぞ。これ」

軍曹はそういってオールを嬉しそうに空にかかげた

「おお マジすごいやん。これ手作りかい?」

「すげーろ すげーろ 角材を3本使ってよ。この出来よ。ニスもバッチリ、ピカピカぜよ」

「やるねぇ。ひとりで作ったがかい?」

「職場の先輩と二人で作った。参加する2チーム(1チーム6名)分プラス1本で

全部で13本作ったがぞ。はい。1人1本!オール代金徴収!」

「なんぼ?」

「3,000円」

「高い」

「バカ、最低限の材料代と残りは手伝ってくれた先輩に渡すがぜよ」と軍曹

「うえぇ 高いにゃー」とアイクが言った


しかし、それだけの価値のある1本だ

よく見ると本当に丁寧な仕上げで、

角材を3本繋いであると言うのだが、言われなければ気付かないほどだ

「そこらの市販のオールよりぬくもりがあるろー」と軍曹は言うが確かにそうだ



そんなオールを皆がおのおの好きなのを選ぶ

手作りだから、大きさと重さに若干の違いがあるのだった




それからチーム分けの発表

オレは軍曹やジョニーと同チームになった


皆が根っからの宿毛人なのでチーム名も

チーム毛人(もじん)一号

オレ

軍曹

ジョニー

男前ビリー

伝説の野球部員で高山病の奇跡ケリー

伝説の野球部員カーター




チーム毛人(もじん)二号

The96

アイク

板金ロッカー

ソルト

森本

野性味で勝負のケリー

と言った面々に決定



そしてだ

普通にレースしても面白くない(基本的なことだ)

というわけで、打ち上げの飲み代金は負けたチームが持つことになった

これで俄然盛り上がるのだ


「二次会もか?」

「とりあえず一次会の飲み代の持ちや」

とやんややんや





そんな盛り上がりで時間を使ったものの

レース時刻まではまだまだ


時刻はAM10時過ぎ、レース開始は12時過ぎ

まずフリースタイルから始まり、オレらが参加する元祖いかだ部門はその後だ

しかも全40チームほど参加する上に、同時スタートではない(各チーム5分ずれのスタートだ)

こいつぁずいぶん待たなくてはいけない

オレらの順番は40チーム中ちょうど中頃

チーム一号、二号は連番登録で二号が出て、続けて一号がスタートとなっていた


「なげー 待ち時間なげー」


「よーし この時間使ってチームで練習!」

The96はこのイカダレースへ三回目の出場のベテランなので、初めてのオレ

らは漕ぎ方を伝授してもらった

陸で声を出し合ってオールを漕ぐ

奇妙な光景である


あとは泳いだり、うんこしたり、飯食ったりと、おのおのが好きことをしながら

時間をつぶした



なんとか時間が近づいてくると、皆がレースの恰好に着替え始める

「上半身裸でいこうか」とジョニーが言ったが

「救命胴衣つーかベストも着るけん、裸にベストはたぶんビジュアル的に良くないね」

とThe96

「ええ そうかい ビジュアル・・・」と言って断念するジョニー



すると

「何だそれ?」と板金がオレの靴を指差して言った

「ええろ バリバリのグリップ力を誇る、ブラジル代表カラーの足袋”ザ・カナリア”」

オールA.jpg
(オールの隣のかわいいあいつがそれ)

「お前すごいにゃー。どれだけ滑りたくないがぞ」と板金が言った

こいつは海に行く時の相棒で岩場でも抜群の威力を発揮する

滑らない

ウニを踏んでも、岩ガキでもケガしない
(この足袋を忘れた時にケガをするのだった)

そして安い

釣り具やで確か800円位だった

海で潜る時は必ずこれを履くのだ

カナリアっぽい.jpg

中には裸足のメンバーもいて、オレの足袋に感嘆の声を上げた

「すごいな、けどビジュアル的にいかがだろう」

意外とみんなビジュアルにこだわってみせる



オレはこれでいいのだ

カッコイイのだ

短パンに足袋にオ−ル

準備は整った

後はスタートを待つばかりである



そう、待機・・・



またもや、うんこしたり、他のイカダチーム見てはあーだこーだ言ってみたり

最後は会場にたてられた日よけのテントの中で、皆がごろごろしていたら

(遂に!)順番がやってきた




「おほおぉぉぉ 来たね」




両チームが自分らのイカダを確認する

確かに丸太で作られているのはどれも同じなのだが、これも当然手作りなので形は

まちまち… あれが良い これが形が良いなど言いあったが既に使用するイカダは

決められているのでそんなことを言っても仕方がなかった


大きなクレーン車がイカダを持ち上げ、川へ移す

その動作を眺めながらオレらは盛り上がっていた




さぁ チーム二号の出番だ


安全の為のヘルメットと皆がお揃いの黄色い救命胴衣を着用しイカダへ

いかだ@.jpg

スタートの時が来た

「うほほほー 緊張するなー」と板金

「勝つぞー」


「よし 行くかー」とThe96



「おい 負けたら方が打ち上げ飲み代、奢りぞ」

オレらは岸辺とイカダの距離でそう確認しあった




それから

「行くぞー うひー」と言って

チーム毛人(もじん)二号はゆっくりと進み吉野川を下って行ったのだった




つづく 
ラベル:吉野川
posted by yuzamurai at 09:24| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月06日

哀愁の町のイカダチームD

今、手元にイカダレースのプログラムがあるんだが…

イカダプログラム.jpg
(↑イカダレースのプログラム)

チーム紹介のコメント欄にこう記してある


毛人(もじん)1号

毛人1号.jpg
(↑クリックすると拡大します)

毛人(もじん)2号

イカダ毛人2号.jpg
(↑クリックすると拡大します)

非常に前向きでチャレンジ精神は旺盛だが、今までの経験上… 不安だ


話は戻って毛人2号の出発から…





”29”と番号がふられたイカダが吉野川を下るのが見えた

そう 毛人2号が遠ざかっていく…


「あれ 早いのかね?」


オレは隣にいた元名門の野球部員カーターに聞いた

「さぁ わからんなぁ」

カーターもオレも今回のイカダレースが初の参戦なもんで、その平均スピードがわからない

「はたして奴らは早いのか?遅いのか?」

でも、リーダーのthe96がオレらと違って3度目の参加やけん、なんか秘策はあるかもしれんな

そう議論しながらオレとカーターは徐々に遠ざかる毛人2号を見送った

さめうらダムA.jpg

スタート地点の川の流れはそれほどではないから、人力のイカダはそれなりの緩や

かなスピードで進んで行く

当然だけれどエンジンなどついていないのだ


「レースなんだけど のどかだねぇ」


ここから5キロの川下り

オレ達はコースの下見をしているわけではないから、どこにどんな難関が待ち構え

ているかなど知る由もない

「なんか 最後の方で沈下橋もくぐるらしいぞ。橋げたにぶつからんように注意やって」

とカーター

コースの情報などそんな程度だ

「ふーん 激突 注意かぁ こわいねぇ」




相変わらずの日差し 猛烈に暑い

「みんなケガせんように気をつけてよー」アイクの彼女から声がかかる


そんな間に船首の木板に”30”と大きく書かれたオレらのイカダが川に下ろされ、

スタート地点の岸につけられた


丸太を組んだ6人乗りのイカダ ”毛人1号”だ


「来た 来たー よーし 乗り込むぞ」皆が声をあげた




すると

「いやぁー暑い!」

イカダのそばで伝説のケリーが川につかり、体を冷やしていた

「まじ 気持ちええちや」


「メガネ無くすなよ」とオレが言った

ケリーはメガネをかけている

伝説の男はこういう時に限って大事な物を無くしそうでこわいのだ



ケリーに続き、皆が川に一度浸かって体を冷却してからイカダに乗り込んだ

6人乗りのイカダは思っていたより大きく、人と人との間に余裕がある

「こんな感じか?」

オレの前で左ひざをイカダにつけ、オールを構えた男前ビリーが振り返り言った


片方のひざには皆がサポーター代わりにタオルを巻いてある

丸太のイカダに片ひざをつけて漕ぐ為、ずる剥けたりケガをしないようにするのだ

オレも自分のポジションを微調整し、漕ぐ体勢を整えながら

「そやね ひざも痛くはなさそうや」と答えた



そんなやり取りをするオレとビリ−の後ろで

軍曹が「うおおおお やるぞー」と嬉しそう




うちの嫁が

「写真撮るでー」と声をあげた

いかだB.jpg



ここで毛人1号メンバーのポジションの確認だ


誰がどこにポジションを取るのか?

とても大事なことです

そんな気になる毛人1号の配置は事前の話し合いの結果こうなった

イカダ通常時.jpg
(↑クリックすると拡大します)

メンバー内で一番体力が不足しているであろう伝説のケリーは

「オレ、軍曹の前だけはイヤちや。さぼったらオールでしばかれる」

と希望してこうなった


オレも体力不足なんだがなぁ



つまり、鬼軍曹が後ろ

体力に難がある伝説のケリーが隣り

無難に漕げそうな男前ビリーが前


うーん

どうなんでしょ?

オレ的にはやっぱり隣のケリーが気になる

以前、皆で登山した時のことが蘇ってくるんだ

嗚呼 あの日のケリーと高山病
”麗しのロックンロール山岳部隊”参照 「たびの手帖」の中間位です

「そろそろでーす」と係員から声がかかる

いかだA.jpg

お揃いの赤いベストに身を包んだオレらはたいへん盛り上がっていた

「よーーーしゃぁぁあ 勝つぞー 2号を追い抜くぞー」

「作戦! 作戦は?」


(そう!これは戦だ!)


「まず、イカダの右側の奴が岸をオールで突け。それで岸から離れる」

「待て待て、じゃぁ その後のコース取りは?」

「川の中央に流れがある、しばらくはそこで流れよう」カーターが言った



「用意はいいですか? … 」係員がオレらに言った

それから時計に視線を落とす 


出発の時間なのだ…






「スタート!」






「うほほほっ よーーーし 突け!」皆からカーターへ指令が下る

イカダの右側先頭に位置するカーターとその後ろのケリーがオールで岸を突く

毛人1号が離岸を始めた


「おおおー 進んだ」


「漕げー」


オレの前で男前ビリーがバシャバシャとオールを漕いだ

その水しぶきが気持ち良い


イカダは軽く左右に揺れながら中央に向かって進む

そうやって揺れる度、ひざや足が冷たく澄んだ川の水に浸りこれまた気持ち良い



少し斜めの状態でオレらは川の中央の流れに入ることになった


「これでええー 乗った! よし イカダ真っ直ぐにするぞ」


誰からともなく指令が飛び交い、オレらはバシャバシャとぎこちないオールさばきを

みせた


船首がググッと真っ直ぐ前を向く


「よーし このまま漕げ! あいつらもだいぶ進んだぞー 追いつけー 行くぞー」

皆がそれぞれに楽しそうだ




毛人2号が小さくその先に見えた


「漕げ漕げー みんな声出せよー」


川下り素人の6人を乗せたイカダがえっちらおっちらと進む




ここは吉野川

先を行く毛人2号を追ってオレら毛人1号は勢いよく(?)スタートした




つづく
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2009年08月05日

哀愁の町のイカダチームE

ついに6話までやってきた

その記念にとはなんだが

調子こいてあの日のオールを哀愁の町の空にかざしてみるのであった

哀愁の町にオールをかざすのだった.jpg


勝手な記念日


今日の宿毛市は若干のくもり空

パンツ一枚、玄関でオールをかかげるオレ

素敵すぎる



さて・・・

いかだA.jpg

吉野川をずんずん進んでいく

流れに乗った 速いぜ


などと思っているのはオレらだけで、周りで見ている人からすると

”イカダとは実にのどかだなぁ” なんて思っているかもしれん 

が、必死なのだよ オレらは


「これ 順調?」

「さぁ? つーかこれ早いのか?」

それでもバシャバシャと手作りのオールで漕いでいく


「よーーし 声出しー」


「イチッ ニッ イチッ ニッ」


掛け声はいい

ただこれで合っているのか?合っていないのか?どこで漕ぐのか?

わからない…

頭の中を?で一杯にしながらも自己調整を施す

最終的に皆が自然とイチッでオールを着水し、ニッでオールを水から漕ぎ抜いた


「でも、なんか漕ぎづらいな」とオレが言うと


「お前の持ち手、右手と左手が逆じゃん」と的確なジョニー


なるほどね なんと初歩的ミス

漕ぎづらいわけだわ



それでもイカダは進んでいく


「これ コースこのままでいいか?」


「あいつら(毛人2号)右側に進路取りようぞ」


「流れは?」


「右だ。あいつらに続こう」


「よし、右に舵を取れ。左の者だけ漕げー」


前方、川の右隅に小さく毛人2号が見える 流れも中央からその右側に変わったようだ

男前ビリー、オレ、軍曹のイカダ左側の者だけ漕ぐと船体が右へと傾いた


毛人(もじん)1号 現在の状態
イカダ通常時.jpg
(↑クリックすると拡大します)



「よし 今度は全員で漕ぐぞ!」


流れのある右へ川を斜めに突き進んでいく


「もうすぐや」


今度もうまく流れに乗れた


が、しかしである


「んん?流れ大したことなくない?」


「やね。乗ったには乗ったけどなぁ」


コース取りは難しい これをうまくやれるかやれないかで、大きく違うハズだ

毛人2号との差は縮まらない


「うーむ」


そう唸っている間に雑草が生い茂る右側の岸にずいぶんと寄ってしまった

しかもかなり浅い


「必要以上に右に寄ってくぞ」


「あ 座礁する」


「漕げー 突けー」


うまく流れに乗れない右曲がりのダンディズム


皆で漕いでコースの修正


が、またすぐに右へ寄ってしまう


「何故だ?何故オレ達は右に曲がるのだ?右へ流れがあるわけでもないのに」


「右側の漕ぎが甘いのではなかろうか?」


「いやいや ちゃんと漕ぎようって」と右側の船員から反論がある


それでも地球は回っているではないが、それでも船は右へ曲がるのである

困ったもんだ


「また、曲がった!船が悪いがか?」


船(イカダ)に責任転嫁している間にも2号に離される



川幅は徐々に広がり今は流れもなければ、2号の姿もない


「おい すげー浅いぞ もうオレがイカダを押す」


業を煮やした軍曹はそう言ってイカダから降りた

水深はひざ上ほどしかない


「よ−し お前らは漕げー」


バシャバシャと水しぶきを上げながら、宿毛の鉄人ハルク…いや、軍曹が後部から

イカダを押した


川幅は広いのに右側の隅っこでおかしなことになっている毛人(もじん)1号


「普通に漕ぐだけよりこっちの方が早い」


そうやってしばらく進む


「おい! あれ 誰かおるぞ?」


カーターが指を射した先に人が見える

この大会のスタッフのようだ

カヌーに乗ったスタッフがコース案内をしている

その中の一人が体を大きく使って”こっちへ来い”とジェスチャーした


「あっちやってよ」


「よーし 行くかー」再び軍曹がイカダに飛び乗る


「あいつら見えんなったなー … 漕ぐぞー」


とにかく前進、それしかない


近づいて行くと先に瀬が確認できる


「おお あれ 激しいぞ」


カヌーもイカダも素人なオレらの目には非常に激しい瀬に映る


そいつは容赦なく近づいてきた


そうやってたじろぐオレらを、数人の大会スタッフはカヌーから岸から見守っているのだ



「これはすごそー」



目の前に広がった難関に


「うおおお 行くぞー」と声をあげると同時に


「瀬に入るコースは?」と誰かが言ったが


もう遅かった

まんま突入…


「もうええ このまま行くぞー」とカッコよく言ったのが、このまま行くしないのである

修正方法は誰も知らない

なすがまま突っ込む



スピードに乗ったイカダが激しく揺れ、今までにない水しぶきがあがる


「お、面白い! 気持ちええ」


これがカヌーの面白さなんだろうな(実際乗ってるのはイカダだが)

と思った、言った

いや…

思ってたり言ったりしている間もなく


「おおおお ぶつかるぞ」と誰かが声をあげた


見れば目の前にでっかい岩が突き出ている


「避けれ!」


「右?」


「左?」


「無理や」


ずがーーーーーーーん


派手にぶつかった


「うほほおお だ、大丈夫か?」


衝撃でイカダの船体が前と後ろで入れ替わっている


「いかんいかん 体の向きかえれ!」


つまり、こうなるわけだ


毛人(もじん)1号 逆転時の状態
イカダ逆転.jpg
(↑クリックすると拡大します)


「このまま行くぞ!」


すぐさま次がきた

また岩が目の前に…


「避けろ」


「無理! ぶつかるぞ!」



ずががっがががーーーん



また、前と後が逆転する。まるでピンボールのようだ

イカダ通常時.jpg


「うおおおおおお もう一発きた」


「今度も避けれんぞ」カーターと男前ビリーが冷静かつクールに言った



ズバリ命中!



ずずずずががががががーん



今日一番の衝撃


「あ あ あ あれ?」


「ジョニーーーーーーーー」


「いかん!ジョニーが落ちた」と軍曹


激しい流れ 


もみくちゃのイカダともみくちゃのジョニー


皆が叫ぶ


まずいな…


でっかいジョニーがなすすべもなく激流(個人的には激流であります)で流されている

イカダとその前に放り出されたジョニーがぶつかりそうになる


「おい!避けれ!避けれ!」軍曹が叫んだ


ずわわわわわわっわああああ


その激しい川音の中

「避けたらイカンやかー!!!」言うて、ジョニーはその激しい流れの中イカダに

掴まり、ざばーーーーっと浮上してきた


「おおおおおお すげー」感嘆の声が上がる  


「避けたら、戻れん」とジョニーが言った


とにかく復帰

しかし、まだ油断ならない


またぶつかるのだ


頭がパーになりそうなほどの激突回数

何度ぶつかったのだろうか? その岩という岩に吸い寄せられるようにぶつかる


ピンポイントでいくんだから


その衝撃と疲労で(ぶつかっただけで特に何もしてないのだが)、瀬を抜けた頃には

皆じじいみたいになってた(それはオレの隣の高山病の奇跡ケリーに顕著だった)


「抜けたな。いやー激しかった」


「でもまだ、これからや」



ひと段落な空気が流れる中で

軍曹が言った

「なんかお前 まじで じじいみたいなぞ」と


「えええぇ そう?」と力なく奇跡のケリーが笑った


高山病、あの日が蘇る(「たびの手帖」中頃の「麗しのロックンロール山岳部隊」参照


とにかく第一の瀬を越えたようで…


ただ、その先に何があるかはわからないし、

毛人(もじん)2号の姿も見えない


ジョニーは無事だった


オレらのイカダはかろうじて進む



「疲れたぁ」誰彼ともなくそう言った





つづく





ラベル:イカダレース
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2009年08月04日

哀愁の町のイカダチームF

毛人3.jpg

我々のイカダはゆっくり進む

先ほどまでの激しかった瀬とは打って変って穏やかな川

川とは一瞬にしてこんなにも表情を変えるもんなんだ…と身を持って知った6人だった


「疲れた」


「まじで疲れた」と高山病伝説のケリー


「ゆーか 最初からお前ずっと疲れちょるやか」


「ほんまよ」


皆から言われケリーはこう言った


「おおおお いかん! すまんけんど… うがいさせて…」

「うがい?」

「うがいと顔も洗わせて まじイカンちや それで復活するけん」

「お前まじでじじいやな まー 洗えや」と軍曹が言うと

「洗う間はしばらくイカダ漕がんで」とケリーはみんなに念を押したあと


ばしゃばしゃばしゃ ぐごごごごうう べべっ


とやって

「うおおお すっきりしたー」と言った


オールを握り、また漕ぎ始めたケリーをオレは横目でチラリ確認する

すると、復活してはおらず… 

洗顔とうがいをしてスッキリしただけのじじいだった



イカダは進む


「おい これ どんなもんよ」


「ようわからんな」


「毛人(もじん)2号は?」


そのはるか先に毛人2号の姿が見える


「近づいたか?」

「…ような気もするね」

「よし 行くかー 声出そうぜ」


「イチッ ニッ イチッ ニッ」


えっちらおっちら進む気合いを入れ直した毛人(もじん)1号


「流れは?瀬はないか」


「あれは?瀬?」


カーターが川の左隅を指さして言った


「おお そうやな」


徐々に瀬に寄って行く


「待て この角度であの狭い瀬に突入するとヤバイことないか?」と軍曹  

「よっしゃ 竹」 と伝説のケリー


「竹?」


これまで使用しなかったが、このイカダ毛人1号には長さ3mの竹の棒が積んである

川底や岸を突き、イカダの方向転換に使用するのだ

 

毛人(もじん)1号 現在の状態
*衝突してからは逆転して進んでいたのだ
イカダ逆転.jpg
(↑クリックすると拡大します)


一番不安な伝説のケリーが立ち上がる

「よし オレ突くけん なんとかしよう」

奴は方向を変える気だった 激流を前に立ったままで

行動はカッコよいが、明らかに無理があった


瀬は川の隅を走り、そこに木が生い茂っている


「バカ、お前危ないぞ」と軍曹


「ケリー 座れ 座れ」とオレもケリーを引っ張る


「いかんいかん 座れ そのままやと瀬で落ちるぞ」


「ええぇ? いかんろうかね?」

ケリーが中途半端に断念し座ったところで瀬に突入した


ずばばばっばばばりりりりりりりりっ


「うわわわわ 木がーーー」


「木ぃぃぃーーーーーーー」


これまで違う激突音のばばばりりりりっていうのは

木だ


生い茂る木への激突音


「大丈夫かーーー?」


今度は岩が!


どばぎぎぎぎぃぃいぃぎぎぎいいいいいいいいい


得意の反転

毛人(もじん)1号 現在の状態
イカダ通常時.jpg
(↑クリックすると拡大します)



「うおおお 今度も激しいにゃー」



するともう1発瀬が+生い茂る木


(なぜだか川の隅でめちゃくちゃになっている毛人1号!!!)



するとオレの前で男前ビリーが伏せた

ペタリとイカダにうつ伏せになったのだ


「おお ビリー伏せたか」とオレは叫んで それに倣った



もうさっきからイカダを漕ぐとかいう状態ではない、なすがままだ


オレもペタリ伏せる


来た!!!


ずばばばっばばばりりりりりりりりっ


ついでに反転!!!!!



「ぐうわっわわわわーーーーーーーーーーーーーー」



「おおおおおおおおおーーーーーーーーーーーーー」



後ろでジョニーと軍曹の声がする

木の茂みを抜け、後ろを確認すると


「あれ?」



「ジョニーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」


落船


デカイジョニーがまた落ちていた

それを助ける軍曹


「放して 放して」とジョニー


オレらはその状況がうまくのみ込めない


見れば川に落ちたジョニーの足を軍曹が握っていた

つまりジョニーはイカダ上の軍曹に足を持たれていることによって、

逆さ吊りの状態で裸一貫瀬の中を引っ張られている状態だ


「放してーー イカダに戻れーーーーん」とジョニー


「おお そうか」と軍曹が手を放した


また


「うおおおお」

ざばばばーーーーーとジョニーがイカダに復帰した


「ジョニーは じきに落ちる」と軍曹


しかし怪我もなく無事戻ってきた


「おい みんな大丈夫か?」


「大丈夫 大丈夫」


「ううーん すごかったね」カーターが言った


皆、疲労度とふけこみ具合がすごい


イカダや自分らの体のところどころに木切れや葉っぱが散乱している

激闘の跡…



「まだ… まだ あるかにゃー 難関は」




「ふおおおおお」


隣で伝説のケリーが変な声を出した

「そういやぁ さっきよ 木にぶつかりそうな時、ビリーとっさに伏せたでね」

とオレが言うと

「いやいや 違う あれ とっさに身構えたら足が滑ってああなった」


「ええ! そうながかー オレの前で素早く伏せたけん関心したがに」


「違う 滑った」

体中が木切れ&葉っぱまみれの男前ビリーはクールにそう言った


「まだもうちょいあるで 最後に沈下橋もあるし」

カーターが冷静に状況を伝える


「そうかー 行くぞ」軍曹が言った


また緩やかになった吉野川を進む


「流れは?」


「あっち」


できるだけ流れに乗って…


毛人2号はもう見えないし、レースの現状は相変わらずわからない

とにかく進め

着けばわかる


漕げ1号!


行け 1号!!!



↓毛人(もじん)1号の誓い
毛人1号.jpg
(クリックすると少し拡大します)



つづく



posted by yuzamurai at 13:49| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年08月03日

哀愁の町のイカダチームG

「もう だいぶ終盤?」


「そうやね」


毛人2.jpg

瀬を抜け、また穏やかな川

激流を終えるといつも地味な画になる毛人(もじん)1号だった


晴天の高知、吉野川、男6人が力を合わせて漕ぎ進む


そう書けばかっこいいが、自分らの意思で進んでいるのはこのような穏やかな川

と対峙した時のみであって、激流時はその意思とはうらはらに、なすがまま、

されるがままのピンボール

レット・イット・ビー


いや、

川が穏やかな時でさえ思い通りとはいかなかった


「おい また右に寄りよるぞ」


「なんで?」と伝説のケリー


「イカダ本体が曲がっちょるがよ」


「んー?」


右曲がりのダンディズム

これは最後まで改善されることがなく、原因もわからなかった

そして今後誰も追及しないだろう


だからもし来年このイカダ大会に出場しても、同じことが繰り返される可能性は高い


「おーい また右に曲がりよる」



さて

穏やかな川の毛人(もじん)1号


「2号は?」


前方に2号の姿はなかった


「見えん! 見えんぞ! イカン! とにかく…   進め!」


「よーし あいつらには絶対負けんぞ!行くぞー」皆で声をあげた


そうやって今日何度目かの気合い注入をしたオレらの前に、また瀬が立ちふさがる


「あれれ」


「出た」


「はい 出ました また激流」


凹凸のない早く長い瀬だ


「コース取れ!イカダの方向だけ合わせ!あとは流れて行くぞ!」と軍曹


だいぶ賢くなった我が1号、瀬を前にしてはじめて冷静かつ、らしい指令

が飛んだ


瀬の中であがくのが無駄だと気がついたのか…


それが成長だった


瀬の先に沈下橋も見える


「沈下橋や 橋げたにぶつけるな その間を抜けるぞ」


徐々にイカダが瀬に近づいて行く


「よーし よーし このまま入るぞ」



ずざざざざあああああああああ 



「ええぞ 行こう このまま行こう!」


この瀬はこれまでの瀬と違い、突き出した岩や生い茂った木といった障害物がない

ただその流れに乗って突き進むといった感じ

だが油断はならない

右全方に座礁したイカダが見えた


「おい あれ 毛人(もじん)2号か?」


「ん? いや違う 船体の番号が違うな」


そのイカダにはもう人は乗っておらず、瀬に敗れ哀れな姿で吉野川に引っかかっていた 


「じゃあ、もしかして、ジローのイカダか?」


「いや オレらと関係ないイカダや!」カーターが言った


この瀬では会話が出来る余裕がある

スピードにはのっているものの、そこに障害物がないからだ



ずざざざざざざざざあああー



「ええ感じや」


「このまま行こう」


そんな少し余裕ありげな会話の中、沈下橋が迫ってきた


その橋の上に沢山のギャラリーの姿も確認できる


「うちの嫁がカメラ構えておるハズ!」


オレらは撮られることを前提に突入していったが、


「いや おらんぞー」と誰かが言った


嫁はいなかった


「おかしいにゃぁ 沈下橋からオレらの雄姿を写す予定やに…」


「おい! 沈下橋! このまま行けるぞ!」


「よーし」


ざざあああああああああーーーーー


「橋げたと橋げたの間ー」


「抜けたー」

 
毛人1号はその橋げたを見事かわした


「頑張ってー」見知らぬギャラリーの声援と拍手を背中で受ける1号の面々


特にリアクションはとらなかった 


”クール” ”しぶい” ”かっこいい”…  気がしないでもない



瀬の脱出 すり抜け成功  そこから先は平和な流れ


事前の情報では沈下橋は最後の難関とのことだった 

ということはゴールが近い


「ラストスパート 漕げー」


穏やかな川を6人が漕いだ 2号に負けてはならぬと…

もうしばらく2号の姿は見てないがオレ達は諦めてはいなかった


この2船の勝負にはこのレースの打ち上げ費がかかっている

皆、必死だった


「声出せー」


隣の伝説のケリーを確認すると死にかけながらも頑張っていた


「ええぞー ケリー」


ラストスパートの結束

しかしこれが早いのかどうかはやっぱりわからない


川は緩やかに右に曲がりその先に沢山の人の姿、テントに横断幕が見える


「あれや!ゴールや!」


遂にやってきた


毛人1.jpg


ばしゃばしゃ漕いで瀬にもまれ 5キロの旅路と40分 


ああ ゴールなのだ


「2号は?」


「あいつら あれや あそこに見える」ケリーが指をさす


最後は全く流れが無くイカダはゆっくり進む

それをじれったく思ったか軍曹、知らぬ間にゴール付近の浅瀬でイカダを押していた


彼の負けん気がそうさせたのか? いや、ただの悪あがき?


オレの後ろでイカダから降りた軍曹が


「ぐおおおおおお」言うてイカダを押し進める




「よ、よっしやあああああああああああ」




「ゴール!」皆が口々に叫んだ


2号の面々、それにタローとジローが駆け寄ってくる


「お疲れ!」


「いやー なんとか着いた お疲れ」皆がイカダを降りる


「おお 疲れたー」伝説のケリーが川に飛び込んだ


それぞれおもいおもいに川で体を冷却 やっぱり暑いのだ



オレはそばで顔を洗う男前ビリーに


「お疲れ」と声をかけた


「おお やったにゃあ」男前ビリーがそう言った



最後にゆっくり全身を川に浸してから上がる



「まじ面白かったことない?」駆け寄ってきた板金ロッカー


「おもろい!」


「で、そっちはどうやった?」


「それがわからんがよ オレら2号は結構だらだらグデグデやったけど…」




1号2号全員の輪が出来、そこでジョニーの落船の話になる


「じきに落ちるがやけん 2回も落ちてよー」と軍曹


そんな笑いの中


「オレら誰も落ちてないぞ 瀬で岩にもぶつかってない 沈下橋はぶつかったけど」

とアイク


ん?


2号の方が運転技術は上だったか…


「そりゃ まずいにゃぁ」





ゴール地点にこのイカダ大会本部のテントが立っている

その中でスタッフが電卓を叩いている姿が見えた

各チームのタイムを計算をしているようだ


テント脇に張り出されたタイムレコードに人の群れ


「オレらのタイムは?」ジョニーが言う


その順位、タイム表を覗き込む


「いや、1号のはまだタイムが出てない 2号のは出ちょる」


「… タイム見てもようわからん トップと10分差か…」


あのレース運びでこの大会を優勝するのは無理だ

問題は2号との争い…


その2号は中位くらいをさまよっている


「ところでライブ、時間は間に合うかにゃ」


そう、オレとジョニーはこのあとライブがあるのだ



ライブといっても自分らが演るわけではない

kuromaniyonzu.jpg

クロマニヨンズと

saitousann.jpg

斉藤和義のライブ



本日はイカダとライブの強行軍


ライブまでの時間は微妙なところだ


「なんとしても間に合さないかんもんね 結果わかったらすぐここ出ようぜ」





そこへ新しい順位表が張り出された


1号、2号全員が集まってくる


「んー」


「あった あった毛人1号!」


しばしの沈黙…




「あああああああああああああああ か、勝った!!!」



「え?え?どっち?どっち?」



「1分! 1分早い!!!」



毛人1号は1分の差で2号に勝利を納めていたのだ


「よーし ただ飲みじゃん!」


「すまんねー 君ら おごりね」


「いやー ほんま わるい ちなみに打ち上げ日は後日追って報告するけん」


「ほほー ただ酒ね」軍曹を筆頭に1号の面々は本当に嬉しそうだ


意気消沈する2号



そこでぎゃあぎゃあ騒いだあと


「あ ライブ ライブ」


「そや ライブや 行こかー 急げ!」とオレと嫁

そしてジョニー


慌ただしく着替えを済まし


「お疲れさん」と「いってきます」


我ら3人は戦友と…


激戦の地”本山町”吉野川に別れを告げた


毛人3.jpg


「疲れたー」


「でも勝って良かったね」と嫁


「お前、沈下橋おらんかったやん」と言うと


「場所がようわからんかった」と一言


「あの橋で写真と撮ってくれたらよー オレら かっこよかったににゃぁ」


高知市へ向かう車内


大きな声でジョニーが言った

いかだD.jpg


イカダ日和、ライブ日和 



「よーし 次はライブ 行くぜー」


よく日焼けして赤みを帯びた顔でハンドルを握ったオレはそう言った


ライブのチケット.jpg


レースの終り まだまだ日差しは強い


本日は晴天なり







イカダ後のライブ話

もうちょっとだけつづくと思ったけど、


ここは短く、ヤギさんからのお便り風に


”たいへんロックな真夏の夜の出来事です

壮絶なクロマニヨンズのライブ後、斉藤和義の登場を待たずして嫁は

「もう… わたし、イカン…」言うてこと切れた 

早い話が、盛り上がりすぎたライブで酸欠おこしてダウンしました”



とだけご報告して終わります



おしまい
posted by yuzamurai at 19:00| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月28日

宿毛の川

taki.JPG
(うろうろその@あの日の滝…滝裏に小さくずぶ濡れのオレ)


「あなたはよく色々な所にキャンプやなんか遊び行くけん、自然豊かな綺麗な場所

たくさん知ってるやろ?」

と言われた

それで…


言葉に詰まった


綺麗な場所ねぇ どうだかなぁ


今は高知県の宿毛市と言う小さな町を拠点としているから、うろうろするのはその周辺

となる


オレが季節関係なく休みの度にキャンプ道具を積み込んだ車を走らせるのは何の為?



以前東京、千葉に住んでいた頃は

「生まれは高知です」と言うと

「ああ 坂本竜馬、よさこい節… あとなんだっけ 四万十川とか!綺麗なんでしょ?」

と言われた


綺麗かなぁ?



うろうろするのが好きだと言うと今でも

「四万十川とか吉野川ってやっぱり綺麗やろ?」なんて質問を時々受ける

(なんと我が地元の人もそういう人がいる… 近所であるにもかか

わらず、実際の川をきちんと見たことがないのだ…)






確かに四国は結構うろついたので有名な四万十川や吉野川、その支流を中心に色々

見たり泳いだりはしている

siman1.jpg
(うろうろそのA四万十川源流地…ほんとの源流はもっと奥)

yosinogawa.jpg
(うろうろそのB吉野川源流地)


「そうやね 四万十川も吉野川も綺麗やね」などと言ってしまうが


正直に言うと

同じ川であっても

綺麗な場所(主に上流)は綺麗で

汚い場所は汚いが正解であると思う

(上流が綺麗な理由は単純でその周辺に人が住んでいないからだ)




オレは都合よく物事を見ているみたい

汚いものには目をつぶる

記憶に残さないし、話さない

綺麗だったところだけをかいつまんで

「おー 綺麗やったー」とのたまう


四万十川にしてみればオレが知っている範囲で本当に綺麗ですと胸を張って言えるの

は支流の一つ黒尊川だけなんじゃないかな



この川に沿って自転車で走ったり

泳いだり、友人と二度ほどウェーダーを着て川を登ったこともあるが


ほんとうに綺麗だった

amego.jpg
(うろうろそのC黒尊で釣った人生初のアメゴ…小さくて抜群にかわいいぜ)

ジャバ ジャバと何時間も川を登った時の目的はアメゴ釣りだったけれど

実は釣りはどうでもよく

渓谷を まわりの山を 川の流れを 全てを目と体でとらえながら登った 

先を行く友人が

「めっちゃ綺麗やろう? オレ四万十川で仕事をしよるけどよ ここが絶対に

一番綺麗や」と言って振り向いた


間をおいて

「オレもそう思う」と大きな声で友人の背中に言った


「でも観光客はね 四万十川の一番汚い所を川下りしてね 

『綺麗やねー』って帰っていくぞ。

まぁ その一番汚い所でも他の汚れた河川を普段見ている人から見たら、そりゃ

綺麗に映るろうけどね 本当に綺麗な四万十川を知らずに皆帰る」と友人が言った


そうかもね


自転車旅_クロソン.jpg
(うろうろそのD黒尊自転車旅の道中…川登にて)


よく考えたらオレの話す四万十川は

黒尊などの綺麗な部分だけなのである


汚かった話なんて、皆聞きたくもなく会話もはずまないから



一般の人と比べれば趣味であれ、そういった川や自然の状況を目にする機会が多い

オレみたいな人間がそれではイカンのかな


汚いという現実も伝えないと… 話さないと…





冒頭の質問をくれた方がこうも言った

「あなた 松田川はどうよ?」と

そういやぁ

普段のキャンプは少し離れた場所まで行くのでこの家から歩いて数分の川辺で

テントを張ったことはない


ないけど毎日見てるし、年に何度もこの河原で鍋やバーベキューもする


義父や義理の兄には

いつもの場所と言えば通じるほどで

「ここをお前の庭にしてないか」と笑う

年に30日位はここいると思う


毎年泳いでる

正確に言うと川えびを調達するわけだ


でも「もう松田川も汚いね」と答える


そこは正直なところだ

20年〜25年以上前、小さなころからこの川で泳いだが

友人らと昔泳いだその場所も今はもう無理だろう

川岸辺りでえびを突くのが精いっぱい

水の透明度は低い




オレが小学生の頃先生がこう言った

「私の教え子で今年の春、東京の方へ就職した男の子がおるけど面接の時に

自分の田舎を聞かれたと、そしたらその子…

『世間では中村市(現四万十市)に流れる四万十川、四万十川言いますけど 

その隣り町である僕の生まれた宿毛市にも綺麗な川があります

松田川といって 小さな頃からその川で泳いで遊んだんです 

四万十川にも負けません

そんな綺麗な川が流れる町で僕は生まれ育ちました』と

答えたがやって」と話してくれた


あれから20数年



仕事帰りに立ち寄って川辺に座って川を眺めた 


やっぱり

汚いよな


橋を支える柱部分に濁った水が溜まっていた


そこへ木々や泥が引っ掛かり水面で揺れている




綺麗なのはもう記憶の中だけなのかな




母校の校歌で水音清いと歌われた

松田川を眺めながら



そんなことを思っていた



ki.jpg


こんな話もどうぞ

「映画のお話」へ

posted by yuzamurai at 04:27| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年12月30日

猫と天狗と鯛を釣った人

「いやぁ 寒いね 最高 キャンプに行こう」と嫁を巻き込んで高知県は梼原へ


今年最後のキャンプだ


しかしですよ


隣町の津野町道の駅で嫁が買い物をしている間はとても退屈なのです

すると

neko0.jpg

猫だぎゃあああ

寄ってきた かわいいぎゃああああ


意外にオレは猫好きなんだ

でも…

オレがエサを持ってないと鋭く察知した彼(彼女?)は3秒後つれなく去って行った

neko5.jpg


奴もシビアだな



もうは猫はいいや



津野町はええ景色じゃし

tengu5.jpg

ええ天狗じゃし



tengu0.jpg

アレは天狗様!

近くで見ると物凄い迫力じゃ

tengu1.jpg

口に滑り込む

そんな滑り台

天狗様の滑り台

滑ったみた ロケンロール

ぐおおおおおおお デカイ!

tengu3.jpg

でも…

tengu2.jpg

天狗様過ぎるとあとは何もない


到着地はこれまた何も無く


とりあえず

滑った山道をハァハァ言いながら登る 


途中、大きな鯛を釣った人に会った

tairyou.jpg


鯛はかなりのサイズだ


説明書きは長いので読まなかった




それから一人 ハァハァ言っていると心配した猫がやって来て

neko1.jpg

またスグに去って行った

neko2.jpg

周り見て

neko3.jpg

掘って

neko4.jpg

うんこしててカワイかったです




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2008年11月06日

旅人賀曽利隆さんの話

温泉好きとしては

300日3000湯めぐり日本一周を果たした旅人賀曽利隆さんを尊敬します

(それは最近ギネス記録として認定されることになりました)

正確には3063カ所の温泉に入った還暦ライダーの加曾利さん

kasorisann.jpg

私も加曾利さん気取って、一昨日、昨日に2湯行きました

高知県は吾北郡 寒風山のふもと道の駅併設の”木の香温泉”と

そのご近所の”むささび温泉”


この辺は予想通り寒くてキャンプと温泉に最高

木々も藪から棒に紅葉してるし

gohoku1.jpg

その地を流れる桑瀬川の水も死ぬほど冷たいぜ

gohoku0.jpg



さてと

問1:温泉とSEXどっちが好きか?

「音泉ファック」M.J.Q



遠藤ミチロウさんの問いに若造の私は大いに迷います 


どっちも好きなら 音泉ファック


ぬるいのはオレも嫌いですが




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2008年10月10日

淡路島とロックンロールな映像

go.jpg

朝は大の苦手ですが… 

早朝バンド練習です


今日は小雨が降る中、ギコギコ自転車漕いで町で唯一の音楽スタジオに出かけ


すかさず ロックンロール




帰り際、バンドメンバーから


「あなた この雨の中、裸楽器は壊れますよ」と温かい言葉を頂き


手厚くごみ袋で包み帰宅

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して その横に鎮座する 愛用グレッチにチラリ色目

b2.jpg

久々に弾くとやっぱりいい音がした






そうそう 話はぶっ飛んで ある映像の話




ある日の旅人だった僕らの

「今年の夏、こんなお祭りをみた」





「きゃー プラネタカーニバルの映像!」



ちょうど一か月ほど前、淡路島で行われた夏フェスの映像を

夕べYOUTUBEで偶然発見したもので


「オレ映ってない?」


「私映ってない?」


と 一時停止を巧みに駆使しながら


夫婦で興奮気味に観賞!

・・・もその姿は全くとらえられていなかった


「残念」


「無念」






もしこれ以上の映像(前半戦等)があれば誰かアップしてほしいです

絶対にオレ映ってます

だから なんだって話ですが


ベンジーが私たちに

「またいつかどこかで会おうぜ そん時まで全員元気でな バイバイ 」

と言ったで


今日はガレージパンクにあわせて


青汁飲んでます


b.jpg


バリ健康です




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2008年09月20日

淡路島とロックンロール@

「ヘイ!ジョン!(何故か彼はオレをそう呼ぶのだ)

君好みの 面白い夏フェスがあるぜ!」

と友人のd26から連絡があったのはまだ梅雨真っ盛りの6月は中旬だった


好みの夏フェスに出会えず、出会えたかと思えば場所が北海道であった

り、無念断念を繰り返してきた私

連日の雨に暗く湿りがちな私


そんな私の心をその夏フェス及び出場するロックンロールな面子が強く揺さぶった


「ぬぬぬ 非常に 非常に 興味深いですよ わたしのツボをわかっていますね」

と彼に告げた



… あれから3ヶ月



実現しました! おめでとうオレ! ありがとう d26!


てなわけで

先日淡路島の 「PLANET A CARNIVAL (プラネタカーニバル)」という

ロックンロールフェスに行って来たんです

こんな感じで・・・





そうだ おひさまは西から昇る

「出発なのだ! これでいいのだ!」ってね

nomotu.jpg

死ぬほどわくわくするロックンロールな荷物


ipodにロックンロールをブチ込んだ

(淡路島用に友人 d26の家で沢山の音の旋律を頂きました ありがと

う!  そんなわたくしに「メロディ泥棒!」と彼は言った )


人生初の淡路島 


淡路島とロックンロールをめぐる 2泊3日の旅


今回は嫁も一緒




「ああ〜 淡路島・・・  まだか こんにゃろう!」


「まだ!」と嫁


オレ予定では19時には出発の予定だったのに なんて準備に時間のかかる女なん

だろう

もう 21時をまわっている 


ザ・バースデイとガガガSPとうつみようこ&YOKOLOKOBANDとYO-KINGと

フラワーカンパニーズとGO!GO!7188とSHERBETSが待っているんだぜ

素晴らしいだろ!最高のメンツだ 正にオレ好みの夏フェス



「まだかよ べいびー!」





結局 出発は22時


sinnyako.jpg


遅れを取り戻そうとわが愛車はひたすら夜道を走る


予報は雨! でも気にしない!


そんな オレの先走る思いは月に突き刺さった ぎゃやややあああぁぁああぁ 



徳島 瀬戸内海 暗闇で見えんけど うずしお


鳴門大橋に淡路島に

roll.jpg!!!!!

そんな異様なテンションで淡路島の会場付近にたどり着いたのは…


早朝の4時過ぎ


しょっぱなのザ・バースデイは13時、まだ時間はある


この旅もここんとこお決まりの車中泊 

宿泊地は淡路島海沿い堤防横 


嫁は爆睡、オレも少し寝ようとするが…

ロックンロ−ルに興奮して眠れない

仕方がないので350mlのビールを2缶あおり、転がる

10分〜15分くらい眠った?だろうか…



ボム ボム ボムという妙なアタック音で目が覚めた



車内から外を覗く


早朝5時のさわやかなサッカー少年とサッカーボール

ぬぬぬ

5時から一人サッカー!!!

その発想と変態ぶり オレと同じ匂いがする

少年の背番号は9だった






・・・

まぁ なによりの晴天・・・


「青空!!!!!!!!」

ドリブル中のサッカー少年と目が合う





嫁に

「起きろよベイビー 今日はいい天気だ 最高の夏フェス日和なんだぜ

そしてサッカー少年もいる」

と伝えた






「まだまだ眠い」と嫁


「うむ 確かに眠い」とオレが言った



もう一度寝よう!



ボム ボム ボムというアタック音に合わせオレ達は眠った


あいらぶ
roll.jpg

そう

roll.jpg

まず ザ・バースデイが迎えてくれるんだ

こんなに嬉しいことはないぜ



つづく

posted by yuzamurai at 00:44| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年09月16日

淡路島とロックンロールA

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ろ、ろけんろーる 実に浅い眠りだ 単発の狂った夢ばかり見る

ハッとして! Good

すぐに目を覚ますんだ! ロックな興奮でぐっすりとはいけない


時計に目をやると朝の8時過ぎ 

2時間くらい寝た計算になる


「うおーい」と嫁に声をかけた


車内から覗く淡路島はとてもいい天気、背番号9を背負ったサッカー少年も

知らぬ間に居なくなっていた

”彼がバリバリのストライカーになって日本の決定力不足を救いますように”

と願って完全起床


まぁ この青空

心配していた雨はどこへやらである

出発前に確認した天気予報は曇り時々雨、実際道中も雨に降られたが、

この感じだと用意してきたレインウェアの出番も全くなさそう

素晴らしい オレ晴れ男!


「いい天気や」と嫁もゴソゴソと起きてきた


バーナーに着火し味噌汁をつくり

そいつと家からわざわざつくって持ってきたおにぎりを腹に押し込んだ



まだ時間があるので会場近くの公園へ移動

オレは洗面、嫁は化粧、また一眠り… いや車内に転がっただけ

AWAJI.jpg


そういえば d26は何をしているんだろう?


この淡路島夏フェスの存在を教えてくれたd26もオレら夫婦とは別ルー

ト、一人バイクでやってくる

さっそく連絡してみるとまだ徳島市手前30キロのようだ

”ヘイヘイ!まだまだじゃないか そこからだとここまで100キロほど

あるぜー ぎゃんばってね” とやさしくお便り


そんなオレら夫婦は10時半前、一足先に会場入り、すこし夢舞台を偵察

観光客目当ての見本のような素敵なお店を発見し、狂った観光客の見本

のようにお土産をバッチリ買い込んだのだった(主に酒)



そ、し、て 野外会場へ進む


ウがががが 夏のロックンロールぷんぷんな感じのこの芝生(プラス雑草)

とこの青空

AWAJI2.jpg

アレだ 野外ロックンロール会場

ザ・バースデイのリハーサル中

ストリッパーのリフを聴きながら開場の11時半を待ち・・・ビールで乾杯

会場を外から見た様子↓ そんなに大きくない むしろ小さいだろう

AWAJI0.jpg

「ワクワクするねぇ」とビールも2缶目に突入

すると会場にロックンロールな気配


「ア・ア・アレハ! チバユウスケ氏 デハナイカ!」 


間違いないぜ!カメラを向けたが操作に手間取って間に合わなかった


でも

イマイ氏の撮影は成功

AWAJI3.jpg

この写真をバースデイとロックンロールに狂っている いの先輩という

毎日が誕生日のようなめでたい男に

”あなたより先にバースデイに会いました えへへっ”とお便り書いて

送った



そうこうしている間に開場の11時半に…


「さぁ 行こうぜ ベイビー」


と嫁に声をかけ、d26には


”お先に”


とお便り書いた



つづく



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2008年09月14日

淡路島とロックンロールB

今日は敬老の日

普段は恥ずかしくて言えない感謝の言葉も、素直に伝えたい…


「アリガトウ オールドロックンロール」


さぁ すべりこむぜ

awaji9.jpg



2008年夏、場所は淡路島

プラネタカーニバルという名のロックンロール祭に来ている


そして わたくし達(オレと嫁)入場


なんてワクワクするんだろう!

会場に入る時のこの気持ち

ライブは今まで最高なのも最低なのも色々みたけど入場の時の気持ちはいつも同じ

何度でもワクワクするぜ さてプラネタカーニバルはどうだろう?



今回は嫁同伴ライブ

しかし幸せな女だ

オレと一緒になったおかげで、ディランにも会えたし、ミックにもキースにも…

それに忌野清志郎にも会えたんだ

本人はその幸せに全く気がついていない


二人でストーンズのロックンロールショーに行った時も

「あ!あ!あ! キース キーーース!」とはしゃぐオレの横で

「え?え?どれどれ?あ!あの人?」ってロニーを指して言った

キースとロニーとの区別がついていないなんて致命的だ


貴様の目は節穴か?


いいかい キースはカッティングの隙間をぬってこっちを見たんだぜ

AWAJI8.jpg

カッティングの余韻で こうやってね…



「そう あの右手がロールしているんだ」



とオレ



すると横で嫁が

「ええ!キースが二人みたい!わからん」と言った







ええーと

淡路島のロックンロールフェスの話だった
 
そんな嫁と入場

各自、オレンジ色のビニール製リストバンドを手渡された

こういったイベントでよくある・・・通行手形

そいつを見せることで会場の中と外を自由に行きき出来るわけだ

オレは自分の左手に装着


すると嫁が付けてくれというから付けてやったら

「いかん 血が止まる!」ときた

ロックンロールを間近に興奮したオレは必要以上に締め付けてしまったのだ

しかもこのリストバンド一度締めると緩めることができない仕組みになっていた

「うーん どうしようもないなぁ ビニールだから伸ばそうぜ 緩むだろう ベイビ」

「あんたやりすぎ!痛い! 係員に説明して替えてもらおうか 痛い!」

と本気で怒り苦しんでいた


が、それどころではない

入場してすぐ右手にあるめっちゃ学園祭風のこれも

AWAJI5.jpg

手作り感覚が胸を打つんだから


「うーむ作者の顔が見えるようだ 素晴らしい」


そして大混雑の物品販売コーナーすり抜けた



うぎゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

遂に到着!!!

席はどこがいいだろう? できるだけ近く!


d26の分も確保せねばならん

ステージからみて中央やや右より5、6段目位?を確保した



「うーん 近いね 最高」



今度は会場をぐるぐる見渡す あまり人の入りはよくないみたい

そして ステージと右奥の楽屋であろう辺りをガン見


嫁は四苦八苦した挙句、リストバンド(ビニール製)を伸ばしたかなにかしたようだ



また会場をぐるぐる見渡していると・・・ 発見した


「あの挙動不審者はd26です!」と嫁に報告


パナマ帽?だかなんだかのd26を発見 入口でうろうろしている

「へい!へい!」と駆け寄る

バイクでの道中雨にやられたd26は疲れていた

「思ったより遠かった…」と疲労をにじませた顔で言う

まぁとにかく持参したビールでまた乾杯

遠慮気味のd26は飲まない

「なぜだい?なぜ飲まないんだい?」って間にも

ステージはこんな状態で完全にスタンバっている

AWAJI6.jpg

だんだんステージ付近に人が集まる


「よし 前に行こう」と言うと


嫁もd26も

「ええよ ここで見るから」と弱気だ


「うーん そうか まぁ 近いし悪くはないけど…」


AWAJI7.jpg

ザ・バースデイ登場寸前!


うぎぎぎぎ


つーか 登場!!!


「うおおおおおおおおお」


爆音!!!


この会場の石の腰掛のおかげか 

そこに敷いた銀マットを突き抜け振動がドーンとケツからくる



ナパーム弾にケツを貸した様な衝撃



「もう我慢できません 糞が飛び出そうです 行ってきます」


と嫁とd26に告げ最前線のダンスフロア?に突入


そう すべりこんだ


近い! めっちゃ近い!! ザ・バースデイが数メートル先!!!


スタッフが「ダイブしないで下さい モッシュ禁止」と叫ぶ

9月の淡路島の暑さとナパーム弾 最強の爆発物!




1〜2曲喰らったところで 誰かがオレの背中をつついた


「アタイも爆発 ついに来ました」と嫁

「d26は?」と聞くと

「上で見ている」と言った



ラストで他の興奮した客と一緒に本当の最前線へ雪崩れ込む

嫁も後を付いてきた

「おおおおほほ」とかなんとか言葉にならない言葉を発するオレ

ハイテンションのオレが出来上がったんだ




!!!


ってな間に最高のロックンロールは終わりを迎える


まだまだこれからやのになんでやー 


各バンド持ち時間が1時間しかないので実質演奏は40分位

5〜6曲で終わってしまった


その静寂をつき



「ロックンロール!!!」と叫んだけど



ザ・バースデイの面々に反応はなかった…






残念ながら役目を終えたザ・バースデイは去ってしまったが、興奮まっただ中の

オレは次のガガガSPに備え最前線に居座った

GAGAGA.jpg

彼らの汗しぶきをくらうほどの超最前線に…





長いアゴ髭を揺らしコザック前田氏が


「人生は綱引きだ!」


と叫んで始まったこいつと




糞が飛び出そうなオレ


そして またもや静寂をつき



感謝をのべた いや叫んだ


「ありがとう!!!」



けれどガガガSPの面々に反応はなかった……




ちきしょう!


9月の空 飛び散る汗


物品販売で買ったザ・バースデイの手ぬぐいを天にかざしたら


ぺらぺらのその向こう側にあの日の淡路島の空が見えた


そいつは最高で とても暑い



つづく



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2008年09月12日

淡路島とロックンロールC

淡路島まで夜通し走ったつけ(寝不足)がボディブローの様に効いてくる・・・ 


こともないぜ!!!



でも休憩は必要だし、グレートマエカワさんは最高なのだ


だから 大好きなのだ

gure-tosann3.jpg


ガガガSPで体力を大きく消耗したオレは一時休憩だと席に戻り缶ビールをあおる

ビールが尽きたところで会場外の屋台に嫁と仲良くお買い物


次はうつみようこ&YOKOLOKOBAND

実はうつみさんのことをよく知らないので、

どんなんだろうと興味はあったものの この時間を買い物にあてたのでした えへへっ


だが、その間に始まる演奏、会場から漏れ聴こえるそれに


「うひーーー やっぱ ロックンロールじゃー」とオレは唸ったのです


欲望に忠実な買い物(ビール、つまみ)を済ませ、会場に急いで復帰

うつみさんが爆音でロックンロ−ルぶっ放してる




「まるで ロックンロールの女王様のようだ!」




このバンドの豆知識はd26が教えてくれました

うつみさんは43歳のロックンローラーであり

ドラムはキュー氏(ザ・バースデイ)、ギターは竹安 堅一氏(フラカン)、

ベースはグレートマエカワ氏(フラカン)なのだと



ドラムがキュー氏なのは知ってたが、フラカンも絡んでいたのだ

そりゃぁ 悪いわけがない 


そして(女王様に向かって失礼だけれど)なんて素敵な43歳!


「おおーカッコイイ」と唸ってる間にラストナンバーへ


MC5のカバー!!!

キック・アウト・ザ・ジャムス!!!


マザーファッカーーーーー!!!


ズギャギャーーーギャギャギャンンン!!!!!!!!


ハイヒールで蹴って欲しい感じ!



オレは当日、MC5のTシャツを着るか、それとも別のTシャツにするか

他人には実にどうでもいいことで迷っていた

・・・ その挙句、MC5でないTシャツを選んだのでした


「しまった!MC5が正解だったのだ!しまった!しまった!」

と騒ぐオレにd26が困っていた


てな間にうつみさん終了



さてと・・・

YO-KINGの登場前に良い位置をキープすべく嫁と二人前線へ赴く

最高の位置をキープ


すると、隣の青年二人のやりとりが耳に入った


「あの楽屋出入り口にYO-KINGが見えた!めっちゃカッコイイ!」

「え?嘘? 今も見える?」

「いや もう引っ込んだ いつものサングラス姿だったぞ」

「あのサングラス?」

「そう あのサングラス」


オレもそちらに目をやったが、YO-KINGのあのサングラス姿は見えなかった


高まる期待


そして 登場!


「うぎぎー」と歯を食いしばるオレの興奮は見事に肩透かしを喰らい

YO-KINGに気負いは全く無く、かる−く演奏が始まった


でも 初の生YO-KINGだ

個人的には真心を見に行こうとしていた時期もあったし、OP-KINGに行こうと

していた時期もあった

どちらも結局 行くことにならなかったので感慨ひとしお


メンバー紹介のMCに入る


YO-KINGがベースのグレートマエカワ氏(フラカン)を「酋長です」紹介する

(なんとマエカワ氏、本日3バンド掛け持ちなのだ)

静寂をついて

gure-tosn.jpg


「うひー 酋長!!!」


gure-tosann2.jpg

とオレは叫んだが なんのリアクションも無かった


うーむ 今日はことごとくすべる!


「Hey!みんな元気かい?」をラストにYO-KINGも終了 


えらく あっさりしていたなぁ まぁ これがYO-KINGのペースなのだろう

個人的には真心のナンバーも聴きたかったが、そりゃ違うか



fc3.jpg


次はフラワーカンパニーズ

さっそくフラカンファンのd26を呼びに行く


「行こう! フラカンだ!」


「いや〜 ここでいいよ」


とd26は言ったが、ほぼ無理やり前線のフロアに連れて行った

嫁は上で一人待機


しかし結構な人気だ

少しの間にフロアは人で一杯になった 

前の方に行けず やや後方に二人がポジションを取り、登場を待った


「フラカン すごいなぁ」とか言ってる間に


登場!


1曲目”馬鹿の最高”からもの凄いハイテンションの演奏

鈴木氏の全力の歌声は本当に凄い

喉にポリープができ、休養を経ていることはd26から聞いていた

それをいたわりながらのライブ(絶叫できるのか?)なんだろうか?

大丈夫かいな? なんて…



そんな心配無用でした!!! ゴメンナサイ!


完全体じゃ!!!!!


その全力の歌声に感動してしまった





そして・・・ 予想通り 始まった!


fc2.jpg


ライブ会場限定発売のシングル、d26に聴かせてもらっていた曲

この歌いいなぁなんて思ってはいたが



生だとね・・・


ライブだと・・・



それどころじゃなかったってのが正直なところ






<突然ですがポジショニングの確認>

さっきも書いたように フロアやや後方でステージを向いてオレが立っていて、

その左斜め後方にd26が居た

振り向かねばd26は見えないし、d26も前に回り込まねばオレの顔は見えない

何故そんなことを気にしてたかというと




オレ、泣いていたから




涙を見せてはイカンからね…


いやまてよ… 正確にいうとまだ涙をこらえていた段階だ 

でも抑えきれないところまできていた


fc1.jpg


淡路島は夕暮れ

少し空を仰ぎ見た   涙がこぼれないように


文字にすると物凄く馬鹿みたいだが本当のことなのでしょうがない

感情の抑えが利かないのだ 


”この胸の中だけ”が終わった時点で半泣き


そこへ たたみかけるように


”深夜高速”のイントロ

もう涙を堪えるのは無理だったぜ



そうそう

淡路島から帰ってネットでフラカンを検索していたら

こんな記事に当たった

”この胸の中だけ”を都内のライブハウスで聴いたDJのお話

フラカンとは同世代(39歳)だそうで、初めて聴いたその曲に湧き上がる感情を

抑えきれず、DJブースでレコード選ぶフリして泣いていたそうだ


オレと一緒やん


勝手にそんな話持ち出してそのDJの方には大変申し訳ないが、仲間が欲しかった


で、話は戻って



”深夜高速”


この曲、実際ライブで喰らうと普段ipodなんかで聴くようなレベルじゃなかった


しかし、オレってこんな状況で泣くんだな 初めてライブで泣いた

他人がライブで泣いたとかなんとか そんな話、今まで あーそうですか位にしか受け

止めていなかったが、これからはそうもいかなくなった


人間って泣くんだね 忘れそうだったぜ


その後、GO!GO!7188や目当てのSHERBETSが出たけれど抜け殻のようでした

トリのSHERBETSは早い内からほぼ一番前を嫁とキープ

凄くカッコよかったんだけど



フラカンが深く心に残ってた



ライブ後 d26とフラカンの話をしたら 彼も泣いていたそうだ

「あの 2曲のつなぎはやばい」とd26は言った


その2曲のあとのMCが面白くて 後方でd26の笑い声が聴こえた時

イカン 泣いていたのはオレだけだと思った

d26の笑い声が涙交じりではなく普通だったから…

後ろは振り向かったのだ



すべてのライブが終わり帰途につく

d26は明日午後3時から仕事で、今から行けるところまでバイクを走らせる

と言った


明日仕事もない我が夫婦は淡路島で車中泊の予定



心からの「ありがとう」をd26に告げ 別々に会場を後にした



d26には感謝せねばならない 




それから ・・・

少し 車を走らせ夜の港に車を停めた


その日のことを思い出しながら眠る



オレ 泣いたんだなぁ って横になって考えてた


愛車の屋根眺めながら 



不思議だったし

なんとも言えない気分だった



また 少し胸が詰まった






つづく



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2008年09月10日

淡路島とロックンロールD

9月になったのに 相変わらず蒸し暑い

そちらはどうですか そちらも9月になりましたか
 と


あなたにお便り出したのはつい先日



覚えていますか?

思い出のこのアルバムが僕らの手元にやってきた日のことを・・・


あれから もうずいぶんとたちますね

BL.jpg


なんと、帯がキチンとあるのですよ


物を乱雑に扱うのに非常に長けたこの私ですから これは奇跡です


taikutunakono.jpg


あなたに

「退屈を打破するものとしてロックンロールほどのものはないであろう」と

熱弁する私に このメッセージがあったのであります


忘れませんよ 現にちゃんとありますものね この帯


奇跡ってあるんです








ロックンロールで一般の退屈を吹き飛ばした僕らは淡路島の港で爽やかな朝を

迎えた

我が愛車の周りには既に釣り人の姿

昨夜たどり着いた時から気にはなっていたが、ここは釣り人が多い

Uの字になった湾口を取り囲むようにして皆がそれぞれの釣り糸をたらしているのだ


「余程いいものが釣れるのだろうね 何だろう?」と言うと

さほど関心のない嫁は

「さぁ」と眠たそうな声で言った



今日特にどこを観光する予定はない


片道7時間の道のりであるので時間はあるようでないのだ


「他の観光地は見なくてもいいけど うずしおは見たいな」と私が言って


港を後にしたのでした




海沿いの素晴らしい景色をひた走る


「もう この景色だけで十分やないの?」と嫁が言った


でも

うずしおは見たい



「君もうず見たいだろうよ!」



道を間違え何度も同じ道を通る羽目になりながらも うずしおに向けて車は走る



そんな 努力の甲斐あって


うずしお天国に到着

uzusio.jpg

ぐおおおおおおおお

ロール!

相当 うずってるぜ 遠目にもわかる

uzusio1.jpg


なによりだよ  でもお別れだね


さらば 淡路島


さらば うず


また会おう そして ありがとう





淡路島とうずに別れを告げた僕らは進路を行きと別のコースを選択

何故ならd26に教えてもらったべふ峡温泉に行くために!


私は温泉好き


そういえば温泉もd26の影響だった

それ以前は温泉なんてものは爺になってからで十分なのだと思っていた


「どうせ風呂に入るなら、あんなイージーなものよりカッコよくドラム缶風呂、

つまり五右衛門風呂が素敵だ!キャンプに五右衛門風呂持参!」

との持論を展開!及びそいつの作成も計画していたのだが、

ものは試しと実際温泉を巡ってみると 「温泉最高!」な人になってしまった

申し訳ない


で、名前は知っていたが足を踏み入れたことのなかった

べふ峡温泉

BEHU.jpg

マジでえかった!

貸し切りだったので関係者の皆様に申し訳ないが全力クロールもしました

端から端まで1秒弱 今んとこ世界記録

名前が出てこないけどこの間オリンピック2大会連続でメダルとったあの水泳選手

のようにガッツポーズ

満足げに遠くを見る

それから、ライブの時d26がガガガSPに「にんげんっていいな」をやってほしいと

言ってたのを思い出して国歌変わりに歌う〜

厳密にいうとガガガDX名義になるようだけど そんなことはどうでもいいのだ!




蒸し暑い9月、退屈の打破

浴室の窓を開け放ち山頂に見える月に一礼


これから お家へ帰ります


声に出すと赤っ恥


おしりを出した子一等賞で金メダル また明日



にんげんっていいのだ  本当 なのだ


私はそう思います






(淡路島とロックンロール) おしまい



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2008年08月22日

麗しのロックンロール山岳部隊1

おおベイビー

あの日 あの時 オレ達は山に登った

アレは2年前、いやもう3年近くなるんだな




本文とは関係ないけど

ジョーイのフィギュア欲しい ロックンロール!

ramon.jpg




に登るの巻”


ええーっと

きかっけはなんだっけ?と とぼけてみるも

実はしっかり憶えている

自転車旅をするのに登山用のザックを買ったんだが、自転車だけに使用

するのはもったいない

是非山に登ろうとなったのです

zakku.jpg

そんな オレ愛用の ロックンロールザック↑



登山メンツはオレと・・・

サンダース軍曹

2人・・・ 当初は2人だった


サンダース軍曹は愉快で屈強で寂しがり屋だ

そして何より 人間が大好き


軍曹は「山岳部隊をつくろう!」と叫んだ


そして

4名が名乗りをあげたというか無理やりだっけ?


まず

男前ビリー

めっさ 男前 でも酒ですぐに0点になる困った男だ

現在は引退に追い込まれているが ビリーは昔、町でも噂の(オレがベ

ース)ボーカリストだった

・・・町中の女を根こそぎ いただいちまう勢いだったぜ


次は

伝説のケリー

奴は引田天功なのか? 奇跡の男だ

別名 伝説製造機

誰もが知っている 名門野球部に所属していた


そして

夜の野性児カービー

その野性児ぶりに

もしかしたら 一番山、登山に向いているのではないかと皆に一目を置

かれていたが・・・ 登ってみると実はそうでもなかったことが判明

夜の町には強い


最後に

ハレー彗星カーター

常にみんなにいじられる男

それをムードメーカーと呼んでいいのかは不明だ

奴もケリーと同じ 名門野球部出身

昔は野球で鍛えた体も 今となっては・・・

とにかく おっぱい山しか知らないケリーとカーターが所属した

名門野球部が心配だぜ


というわけで・・・

山に登るのだ

みんな登山経験ゼロである まったくの素人さん





でも「まぁ 大丈夫やろ」と軍曹が言った 


何をする時も軍曹はいつもそう言うが本当だろうか?

大丈夫だった ためしがない

以前二人で出た自転車の旅も

「まぁ 大丈夫やろ」とコース等の計画をいいかげんなオレと二人で立

てたのだが

旅の途中で

「これは拷問か?」と真顔で言ってた

実に愛すべき男だ


まぁ とにかくだ

必要な物 ザックや寝袋など各自用意せよと指令がくだった


そして 次は大事な山だ

簡単過ぎてはつまらぬし… 難しいのもヤバイっしょとド素人はいっち

ょまえに悩んでみせる


うーむ 早く 目指す山を決めねば! 



メンバー決定の数日後


軍曹から「三嶺(さんれい)がいいぞ」と電話があった

「どこだいそりゃ?」

「オレもよくわからんが、四国山脈・・・剣山の・・・とにかく一番美

しい山だ 名は”さんれい”と言う」と軍曹

「いいんでないの」と三嶺登山が決定


カーターが三嶺の情報を集め、それから 日時が3月某日に決まっ




それからは特訓の日々

20数キロ自転車で走って着いた先のジムで数キロ泳いで

また20数キロの道のりを自転車に乗って帰る


人はオレを 変態と呼んだ



当日・・・

オレと軍曹、ビリー、カービー、は同じ町に住んでいるので早朝待ち合

わせ

男前ビリーの運転する一台の車に乗り込んだ


まだ車通りの少ない朝の道路を快適に走る


オレ達はケリーとカーターが住む遠く離れた町へと向かった


まずカーターが合流

「うひひ ついに来たね うひひ」嬉しそうだ


最後に問題児のケリーだが・・・

ケリーの家に着くと


ケリーが白い箱を持っている

よく魚を入れる あの白い発泡スチロールの


「なんだ それ?」と聞くと


「これは サバ」言うてふたを開けた

saba.jpg

確かに氷詰めにされたサバが横たわっている

「なにすんだ それ」

「新鮮なサバを山で食おうかと思って貰ってきた」とケリーは言う

「お前 バカか そんなもん持って山登れるか」と軍曹が一喝する


至極まともな指摘だが


「ええ?何で そんなにヤバイかい?天満宮みたいなとこやろ?」

とケリー


天満宮とはわが町にある 小学生が遠足で登ったりする 小さな山だ

オレ達はここで気が付くべきだった・・・

考えの甘さに・・・

だってメンバーに生のサバを持っていこうとする男が混じっているのだ


危険すぎるぜ

しかも 何故 サバなんて足の速い魚をチョイスしたのだ

たぶん 本当に天満宮でもサバは無理だ


そしてケリーはこうも言った

「いやぁ 昨日 朝まで飲んで デリヘルでも一発抜いたし全然寝てな

い」と・・・


ケリーは問題だ




つづく






ラベル:三嶺
posted by yuzamurai at 20:05| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月21日

麗しのロックンロール山岳部隊2

本文とは関係ないけど

似てんのか 似てないのか よくわからん この

ロットンのフィギュア ぎゃおおお ボディーーズ!


rotton.jpg


そうそう 素人の山登りの話だった



誰一人 まともな山登りなんかやったことがない


皆それなりに不安な男達


一番不安な伝説のケリーも乗せ 車は目的の山の”三嶺(さんれい)”へとひた走る


彗星カーターの情報収集の通り快調に走った

途中 ケリーが

「銀行でお金おろすから 待っていて」と言って車を降りたので、当然

待たなかったら

「出た 必殺」とクールに追いかけてきた 


”三嶺”はまだ遠い

ほかほか弁当を探したが見当たらなかったので、とてもローカルな感じ

のお店で弁当を買って昼食をすませた


車は快走・・・


すると

「道は合っているハズだけど…」と彗星カーターが不安なことを言う

心配なので道を聞くことにした


前方左に消防署を発見


道を訪ねたところ 若い消防隊員の方が

「三嶺? ここからずーっといったところだけど・・・アレ? 登山

口付近何キロか通行止めじゃなかったかな?土砂災害で・・・でしたよ

ねー  〜 さん!」と言うと

後ろから年配の消防隊員の方が

「あそこは通行止めだなー 車で登山口まで行けんよ」と言った


「なぬ− 通行止め!」

そんな情報は入手していない

責任のなすりあいになったが結局

「まぁ なんとかなる 行けるとこまで行って歩こう」と簡単にケリが

ついた


「救助ヘリ出さんように頼むよ」と消防隊員に見送られその場をあとに

する

車は教えてもらった通り突き進み 、どれが目的の”三嶺”なのか

わからんのだがと にかく山には近づいていく


次第に大きくなる山々


「ぐわあああああ 山がーでかいー」皆が感嘆の声をあげた


ずいぶんと山に近づいた頃、念のため もう一度 偶然通りかかったおじ

さんに道を尋ねると

「うーん この先 橋を新しく作り直すのに古い橋は爆破したんじゃない

かな」と物騒なこという

橋が無いのかと尋ねると

「たぶんない」と答えるおじさん

通れるのかと聞くと

「うーん」とおじさん


より一層の不安を抱えつつも進む


それからすぐ


工事用のコーンが道を塞いた


ここまでか・・・

工事説明の看板を読むとここから7キロ先の登山口までは徒歩でしか行

けぬらしい


「しかたないな」


オレ達は おのおのの装備を身に付け 集合する


そして オレは軍曹の靴を見た

「それは 体育館シューズではないか?」

「そうそう フットサルのやつ」と軍曹

「体育館シューズはキツイやろ 靴底ペラペラや」と言ったが


「まぁ 大丈夫やろ」と軍曹
 

確かに軍曹の体力はハンパじゃない 隊員の誰もかなわないのはわかっ

ているが、意外と足首が弱い すぐに捻挫する男なのだ
 
とにかく皆 不安を抱えている(オレも含め 皆気が付いていないが)


登山 使用前の記念撮影を終え


本当は車で行けるハズの、歩かなくていい道を歩く

実にいいかげんな事前の情報収集である


しばらく歩くと前から大きなカメラを抱えたオッサンがやってくる

見るからに山のカメラマンといった風貌の・・・

「コンチワ」と爽やかなオレ達

「君たち ワンゲル?」とカメラマン

とりあえず

「ああ あはい」みたいな曖昧な返事を返す


「ワンギャルってなんだ?」

「昔、テレビ番組であったな」

後で知ったところ

正しくは「ワンダーフォーゲル」といい 「旅鳥」って意味のドイツ語

らしい

山岳部を意味するのだ

オレ達はそれすら知らなかった




軍曹は「俺ら山岳部隊に見えたろか?」というので

「山岳部隊が体育館シューズで山登らんやろ」と言っといた


しかし 退屈な道だ ゆるやかなアスファルトの登り道


すると

野性児カービーがここぞとばかりに

「コースカットしよう!」と勢いよく山道をカットしていく

キレのある素晴らしい動きだ そしてみんな思ったに違いない、ヤッパ

リ カービーが一番山向きだと・・・


それにみんなが続く

軍曹がお決まりの

「パイプカット!」を叫び

「うひゃひゃひゃ」とおっぱい山のカーターがするどく反応する 

伝説のケリーは「ぐふふふ軍曹ー」声に張りがない…疲れているのか? 

昨夜、一発抜いたのが効いたのだろう

下ネタ好きの男前ビリーも「うほほーい」と上機嫌だ


なんていいチーム(部隊?)なんだとオレは痛く感動した


だから オレも調子に乗って

「いいか 諸君 登山家の間では 落石は落石とは呼ばんのだ・・・

ラークと言う・・・」


「ラーク!」言うて


他の隊員に後ろ足で落石を発生させては はしゃいだ


ラークごっこが始まった


すると

男前ビリーが

「ラーク!」言うて

オレが貸した 銀マットと寝袋を落とした

ginmatto.jpg

(注・・・銀マット これはLLサイズでデカすぎる↑(ジョニーサイ
ズ)寝る時にこれを敷くのだ あるとないとではじぇんじぇん寝心地が違う)




「ちゃんとザックに結んだハズだが・・・」と男前なビリー

銀マットと寝袋は遥か下へ落下した

「大事にあつかってくれよ ビリー!」

「すまん すまん」言うて ビリーはカットしたコースを戻る

先が思いやられるぜ



しばらく進むと案内図が・・・

yama3.jpg

体育館シューズの軍曹(左)と野性児カービー(右)コースカットの

相談中↑




それから・・・

野性児カービーは疲れていた

はじめは先頭を切ってコースを切り開いていたが 途中から明らかにス

ピードが落ち 人に先を譲った

もうそこに以前の勢いとキレは無かった

男前ビリーもその男前度が半減する位疲労している


ずいぶんと急な山道だ


というか道ではない気がする

「こりゃあ キツイ! コースカットせんと普通に行った方が良かったん

じゃないか」とオレが言うと

「うひゃひゃ うひゃひゃ しんどいね うひゃひゃ」

と彗星カーターが言い

「マジ しんどい」と伝説のケリーが言った




過酷なコースカットの結果(コースカットできているか実に怪しい)

1時間以上かけて登山口・駐車場に到着

cyuusya.jpg

本当はここまで車で来るハズだったのだ


ん!


なんとジムニーが一台停まっている

「実はここまで 車で来れたんじゃないか・・・」と誰かが言った

が、もう今更である


そしておじさん言う爆破された橋は結局無事だった

(というか コースカットのおかげか どの橋のこと言ってたのかもわからなかった)


すでに 皆 疲れている (トップアスリート並みの軍曹は除く)


でも 精一杯の 笑顔で記念撮影



ここから 本当に過酷な登山が始まった・・・




つづく

ラベル:三嶺
posted by yuzamurai at 22:18| Comment(2) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月20日

麗しのロックンロール山岳部隊3

山よ山よ

山は生きている

ロックンロール!!!

bukk.png
ピッケルを いや ギターをブチさす ピート!


”三嶺(さんれい)”と言う名の美しい山に登るのだ


兎にも角にも 登山口まで到着し

山を見上げる


「どれが ”三嶺”?」と伝説のケリーが言う

それはみんなが思っていることだった



消防隊員の言った土砂災害は登山案内図にも及んでおり

案内図は見事土砂と一緒に崩れている


記念撮影好きの俺たちはここでもパチリ



崩れ傾いた登山案内図を自分らも傾きながら確認し


「行くかー」と皆が声をあげた




先ほどの登山口までの歩きで疲れてはいるものの

まだ大丈夫 元気はある


しばらく歩くと沢を発見

sawada

水は猛烈に寒い


靴を濡らすわけにはイカンので裸足で横断


「うううひゃひゃ さささ さぶーい」とはしゃぐ




それからだ…

皆が 無口になったのは

そして おのおのの登るスピードが異なる為 集団が分かれ始めた


大きく分けると


軍曹とオレのグループ



伝説のケリー、男前ビリー、夜の野性児カービー、彗星カーター

の2グループ・・・


休憩場で一度はみんな出会うのだが

登っているうちに また 分かれる

バラバラになるのは危険だが 素人登山部隊は常にバラバラだった


とにかく軍曹は早い オレは付いていくのがやっとだ

何度も気持は折れそうになるが ここは意地と心意気で・・・



オレは軍曹と二人で進んだ


山の案内標識が現れる


軍曹が口を開く

「おおお もうすぐ さおりが原だ」

saori.jpg

さおりが原はおいしい水が飲めると有名らしくここの情報は事前に掴ん

でいた

そう、日本一ウマい水だとの情報を!


それは飲まねばなるまい!


yama2.jpg
名水に群がる男達↑



オレ達が家を出たのは早朝だったとはいえ、山は家から車で4〜5時間

の場所にあり、しかも思わぬ通せんぼで予定外の体力の消耗と時間のロ

スをくらっていた


うーむ この現状はどうなんだろうか? あとどれだけの道のりなのか

実際よくわからない


とりあえず また登り始める

また、自然と別々のグループになり進んで行く



この辺りから大きく差が開き始め 休憩で十分単位で待たなくてはいけ

ない状況になった



3月の山頂付近には雪が残っており、気温も低い

長い休憩は体を冷やした



後続グループも疲労で死にそうであったが

休憩で合流してもルートの確認だけ行い、オレと軍曹は先を急いだ

”三嶺”山頂はもうすぐだという根拠のない自信があったからだ



それから数十分

ひとつの山の頂上にたどり着いた



「うわわわ うぎゃやややや ”三嶺”制覇!」


俺らは安堵と疲労の中 声を出して喜んだ



だがしかし、あるはずの山小屋も見当らん



「山小屋は?」



山頂の立札を確認 


「おい この山 違うぞ」と軍曹が言った


「ん?違う? じゃあ ”三嶺”はどこだ?」


スゴイ会話である 正に遭難者の会話だ


「もしかしてアレか」とオレが指をさす

yama1.jpg
目を凝らすと小屋がちょっと見える気が↑



「なんか山小屋らし物が見える… 

俺らが居るここは”三嶺”ではなく 隣の山だ」


koya.jpg
後で知ったのだがそこには こういう小屋があるのだ↑


うーむ 落胆・・・ ずいぶん体力は使ってしまった

とりあえずの休憩の後、二人で”三嶺”へのルートを探し山頂を

うろついた


山頂 反対側の斜面に出る・・・



「ぐわわわわ めっちゃ 雪ー!!!」軍曹が声をあげた



見ると辺り一面の雪だ 雪の斜面になっている 美しい


「しかし、雪で道が全くわからん」とオレが言うより先に


「うひょー」言うて軍曹が滑って行った


「おい 面白いぞ でもケツで滑るな 濡れるけん 足で滑れ うひょ

ー」と元気過ぎる軍曹


登山部隊にメゲテいる暇は無いのだ!


オレも続いて


「うひひー」と滑る


(もう一度言おう)しかしだ


斜面を滑り下りオレは軍曹に言った


「楽しいがマジで遭難するぜ しかも後続グループとはぐれる たぶん

皆こうやって遭難していくのではないか?」



「それはある」と軍曹は急に真面目な顔になった


登山道は雪に埋もれ わからないし、滑ったから足跡もないので後続に

俺らの行先がわからないだろう


オレは携帯電話を開いた


圏外だ


いや 振り回すと電波の良い所でアンテナが1本立つ

なんとか 後続に電話してみるも向こうが圏外だった


うーむ

オレは嫁に


”なんだか オレは無事です アイラブユー”


とメールを打った



「しゃーないとりあえず 戻るか」と軍曹


今来た雪の斜面を戻ることになった




軍曹はとてつもなく元気だ 物凄いスピードで登って行く


オレは はぁはぁ言いながら ゆっくり登った

少し立ち止まり辺りを見回す 山頂の雪景色は素晴らしかった


視線を上に移すと 登山家 サンダース軍曹が

ザク ザク と力強く登る姿を 太陽を反射する雪の光が照らした


これだけでも来た甲斐があったとも言える



「おーい 軍曹 めっちゃ ええ感じやー」とデカい声で叫んだら 



ずっと先を行く軍曹は振り返り


「んー何か 言ったかー」大きな声で言った


yyama.jpg


彼は あっ という間にまた元の山頂へ


すると 姿が消え  しばらくして顔を出した




「おーい ケリーが倒れている」と軍曹が言った




つづく




ラベル:三嶺
posted by yuzamurai at 21:08| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月19日

麗しのロックンロール山岳部隊4

keri.jpg


山頂の標識のそばで 自分のザックを枕にして


伝説のケリーは横たわっていた いや 倒れていた


「ケリー大丈夫か?」


「ここが”三嶺(さんれい)”の山頂かと思ったら・・・

違った… それがわかった途端・・・ 今も頭がフラフラする」

と言ったケリーの顔が非常に青い


「おい まるでサバのように青いぜ ケリー」と冗談を言うと


「ぐ ふ ふ」と力なく笑った




元気のないケリーにとどめの一撃

「いーか 三嶺はアレだ」オレが隣の山を指さすと

yama1.jpg

「ぉぉおぉぉ・・・」と言った 




ところで 残りのメンバーの姿が見えない

ケリーによるとグループは実は3つに分かれていたようだ


オレ、軍曹



ケリー



男前ビリー、野性児カービー、彗星カーターの3グループに


「あいつら まだかかると思う」とケリーが言うと


軍曹が

「よし 呼んでくる」と山を下って行った


「いってらっしゃーい」と見送る


しかし元気な男だ





山頂にケリーと二人きりになり

オレもへたり込んだ

結構足にキテいる


すると

「お前 軍曹に着いて行くけん 凄いな」とケリーがオレに言った


「着いて行くのに精一杯だ オレもかなり疲労してる キツイな・・・

やはり自然を山を甘くみたらイカンのだ」と言うと



「そうやな キツイわ」



と言ったケリーの顔色はやっぱりすぐれなかった





そうこうしているうちに

ずだだだっだと 元気な軍曹が舞い戻ってきて


「あいつら 遅い まだすげー下の方におる」と軍曹


「で、どうしたのだ?」と問うと


「早く来い」と伝えて登って来たそうな


その体力ハンパないぜ!




しばらくして 疲労困憊の後続グループも到着する

そして、ここが”三嶺”頂上ではなく隣の山であることがわかると

と揃って落胆の表情を見せた


皆この山が”三嶺”であると信じて疑っていなかったのだ


・・・ 山を思い違った



現実、三嶺は隣だ 行かねばならない 三嶺へ 山小屋まで



オレ達はケリーの回復を待ち 皆で先程の雪の斜面を下る


「大丈夫だ」とケリーは大丈夫そうでない顔で言ったが


下りきり 次の山を登り始めて数歩



ケリーが倒れた…



こりゃ・・・ もう無理だ 

皆がそう思ったに違いない



他のメンバーの顔も疲労で険しい




「戻ろう」


「さおりが原に東屋があった あそこまで戻ろう」


言葉少なに決断を下す


これ以上は登れない進めないと 皆が引き返す決断をした


ケリ−とケリーのザック背負った軍曹を先頭に 皆が重い足取りで来た

道を戻る



そのままの形で 引き返したので

さっきまで先頭だったオレが自然と一番後ろになった


最後尾だと全員が視界に入る、皆の疲労が目に見えてわかった


ケリー以外に倒れる者が出ても不思議ではない





雪の斜面、山頂付近でまたケリーが倒れた


すると


彗星カーターが



「ケリーーー!」と叫んだ



これが同じ釜の飯を食った二人、名門野球部で汗をながした二人の友情

か・・・ 

カーターはケリーの方に駆けだした



と思いきや斜面を2、3歩進んで 木につかまっただけだった


休憩か




とにかく皆足が重い

ケリー、軍曹と

残りのメンバーでまた距離が出来る



雪の斜面を登り 先ほどの山頂に着く

ケリーと軍曹は先に下って行った


「マズイな 空腹で思うように動けん 何か入れよう」と言うと

来る途中で買った 非常食のパンが出てきた

一人一本に割り当てられたスティックパンを皆が水で腹に流しこみ


「よし 行くか」と力なく言った


少し下るとケリーが山道で横になっている


「お前ら 遅い」と軍曹


パン食ってたと言うと軍曹は怒ったが


「オレにもくれ」と軍曹も食った


ケリーはまだ横になっている


「高山病か?」


「話には聞くが、2000メートル級の山でもなるんだな」


さっきよりもケリー顔は青い 完全に貧血を起こしていた

 
ケリーがこれ以上無理ならもうここでひと晩過ごすことになるだろう

山小屋泊を予定していたオレ達はテントも持っていないし

ツェルトも無ければ、それに変わる物も持っていない


だが・・・

ケリーは言った


「もう 大丈夫 下ろう」と


そしてこうも言った



「俺もパンが食べたい」



しかし

パンは無かった

スティックパンは5本入りだったのだ


すると 野性児カービーが

「カンロ飴ならあるぞ」とポケットから差し出した


「あぁあ」と受け取ったケリーはカンロ飴をなめていた



それから 今度はオレがケリーのザックを背負いさおりが原へ向かう

辺りは日も落ち 真っ暗闇になった

6人もいるのに ヘッドライトはオレと軍曹しか持っていない

ケリーにヘッドライトを渡し、慎重に山を下った






俺達の所持品には山に登るのに最低限必要であろう物が何もかも無い

ヘッドライトにカッパ、ツェルト、地図にコンパス…

これで天候が崩れ雨でも来たら 大変なことになっていただろう






ヘッドライトを付けたケリーが先頭を行き

無事 さおりが原に着いた


東屋に荷物を下ろし 皆がほっと一息 

ケリーにも少し元気が戻ってきた


簡単にビールで乾杯をすませ 食事にかかる


即席のカレーを作り 皆で回し食い 

ウマいものではなかったが、それを食ってやっと気分が落ち着いた


つまみには缶詰

本当に疲れていたのだろう

缶詰は順番通り男前ビリーにも回ってきたが、ビリーは缶ビール握り座

ったままいびきをかいて寝ていた






皆、疲労であまり酔えず


もう寝るか… 寝床をつくろう となったが


問題はオレらがいた風が筒抜けの東屋

さっきほども書いたように風よけになるような物は持っていない


どうにかせねば・・・

と、そこにあった木製の机を横に倒し風除けにする 



それから 床に銀マットを敷き詰め


じゃんけん


何故かというと軍曹の横で寝る者を決める為に

軍曹は寝ぞうが悪い 寝場所を侵略されるし、抱きつかれることもある


皆 大きな疲労と軍曹の隣の者は侵略及び抱きつかれるかもしれないと

いう不安も抱え眠りについた




それでも無事朝を迎えた 野性児カービーを除いては・・・

カービーは何度もうんこに行き、夜中も腹痛に苦しんでいたようだ

オレも負けず劣らずの腹痛、ウンコ師だが、たぶんカービーには敵わな



彼は山やキャンプでいつも腹痛をおこしている気がする




とにかく

皆無事下山し この無謀な初登山は終わった



帰りの車内

オレが

「やっぱり軍曹の体力はハンパない」と言うと

「お前が後ろをついてくるのでオレも相当キツかったが、意地で登った

オレは負けるわけにはイカンのだ」と言った


ロッケンロール!!!!!





そして・・・

不十分な体調、装備、情報では何が起きても不思議ではないことを身を

持って体験したオレ達は

この経験を生かし 半年後 、ある美しい山の頂上に辿り着いた

sanrei.jpg

noboru.jpg
リベンジの巻で三嶺を登るオレ↑(写真中央の赤いザック)



一度は断念した 三嶺の頂上に


それは 皆が果たした自分へのリベンジだった




ラベル:三嶺
posted by yuzamurai at 22:51| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月06日

たびのはじまりは白い灯台 

ギンギンギラギラの夏だ


非常に空が近い


g1.jpg


日傘グルグル

g8.jpg

田舎の畦道では埃っぽい風が立ち止まり


いつもどおりギンギンギラギラ国道沿いに

沢山のアイスクリーム パーラーが立ち並んだ

この炎天下 いつ来るぞやしれぬ客を待っているのだ



僕は

とっておきのサングラスでアイスクリーム パーラーを襲う

というロックンロールな計画は止めにして


愛車に乗り込んだ

向かった先は、四国で一番九州に近い場所


いくつもの巨大扇風機がぶんぶん回っている場所


gi3.jpg

近くで見たら本当に デカカッタ


そこには大きく 誇らしげに三菱と書いてある


頑張ってはいるものの三菱扇風機は遠く九州を向いているので

四国は一向に涼しくはならず 暑い


我が家が暑いのはこのせいもあるのだろう



せめて 九州へ行けまいかと願いを込めたが

「たった それだけの銭じゃぁ 乗せらんねぁな」と船員は冷たく言い放



ここで間髪いれず

やさしい船長さんが

「まぁまぁ 良いではないか やっこさん 乗って行きなされ」

とくるところだったが

そう うまく話はまとまらず



大きな船は僕を置いて行ってしまった



hune.jpg

せめて お見送りでもと木影を通り抜け

g5.jpg

小人の集落を駆け抜けた

g6.jpg

そこには白い灯台

gi4.jpg

九州に一番近い灯台


gi2.jpg



ギンギンギラギラの夏

僕は退屈





たびのはじまり 佐田岬 蝉の声





こちらもどうぞ

「日本のフォーク大全」へ

「映画のお話」へ
posted by yuzamurai at 17:09| Comment(0) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月05日

さるになるよ

暑い 暑いなどと言いつつも

僕とあの娘が

二酸化炭素を吐き出して呼吸するものだから余計暑くなる



より 高いところへ より涼しい場所へと車を走らせた 


岩をくり抜いただけの男気溢れるトンネルを抜け

isi1.jpg 

高みを目指した



”100m上がると気温は0.6度下がる”



めっちゃ少しだが登山をしたことがあるのでそんな知識は頭に入ってい

るのだ

普通は太陽に近くなるほど暑くなりそうなもんだが・・・


普段(地上で)「暑いね」なんて言ってるのは太陽が温めた物質(地面

や水面)から放出される熱が大きいそうだ

だから 熱せられる物質が少ない山の頂などに近付く程に寒くなるんだ

よと習った気がする


いかん 知恵熱が出る 余計温度が上がる


という間に


四国の屋根”石鎚山”を望む 土小屋駐車場に到着


isi23.jpg

やっぱり 涼しい   

ええー現在地の標高は1492m

つーっと

9度位違いをみせつけてるわけだな 


まぁ 不安はある 夜寒さに耐えられるかという問題だ


今回の夏旅で忘れ物を三つした

@ビール

A蚊取り線香

Bシュラフ(寝袋)

どれもどこか途中で買えよとセレブの方(じゃなくても)は言われそう

だが

基本 めっちゃ貧乏旅だ それを買うことによって他の何かが圧迫され

るのだ

ズバリ ガソリン代

厳しいぜ!

ビールと蚊取り線香は最低限買ったが値段の張るシュラフは控えた


そして

石鎚山に夕暮れが近づく

isi3.jpg

さっきまであんなにいい天気だったのに

ゴロゴロいい始めた


うぉほっほー

カミナリ

KAMINARI TODAY!

カミナリを鳴らしにゆこうぜ!ベイビー!


なんて気分ではない

空に近い分怖い 

が!

爆音のロックンロールとアルコールで耐えしのぐ


あとは防寒だ

合羽(レインコート)を着込み ズボンも二重

Tシャツも長袖と半袖重ね着を使用


でも

寒い


しかも ビール喰らっているから 余計体が冷える



ふと

バイク乗りの友人の話を思い出した

全く同じ季節、場所で過ごした極寒の野営の夜の話を

彼もよりによってビールを飲んでたんだった・・・


ああ わかっていながら忘れ物(シュラフと日本酒も!)


熱燗が飲みたい! 


そんな間にも 叩きつけるような雨とカミナリは断続的にやってくる


寒さは持続的


耐えられんので銀マット(床に敷くマット)に包まってみる


今度は

ちょっと暖かい でも ちょっと寒い 

という微妙な状況に追い込まれた



さらにロックンロールのボリュームをあげる



いつか おかん が言った


「あんた、ロックはデカイ音で聴きなさい」と




ラジャー







THE BACILLUS BRAINSという名のロックンロール感染




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2008年08月04日

リトル・リチャードの呪文

lr2.jpg


うぎぎぎぎ(歯ぎしり)


「サ・サ・サブイ さ・寒いーーー」


言うて 昇天して目が覚めた


そうだ!オレは1492mの高地にいたんだった

(忘れようがないが・・・前日から車で山に来ている)

まだ、夜は完全に明けていない 外は薄暗いが・・・寝ておれん

何か温かいものでもとバーナーに着火した

大きな山が目の前にそびえ立ち

明るくなるにつれ 少しづつ少しづつ その姿を露わにする



「あああ ロックンロール」



こういうのを目の当たりにするとヤッパリ人工的なものじゃ到底かなわ

んなと思う

大きなビルだって、大きな飛行機だって、大きな船だって

自然のでかい山を見ると・・・


以前デカイ船が我が町にやって来た時のこと

家族でそいつを見に出掛けたが

みんなが「凄いね凄いね大きいね」という中

オレだけ「デカイけど山の方がデカイ」といったら無視された


いやぁ 船も確かに凄いけど山にはかなわんべ


などと 一人思い出回想シーンに浸っていたら

白々と夜は明けてた

温かいスープを胃に流し込み、昨夜の飯盒の残り飯をかき込む


「そういやー 雨も上がったな」


スープのおかげで寒さも幾分和らいだ 




さぁ 今日はどこへ行こうか?


問題は金 すでに残金は2千円台に突入 

どう考えてもガソリン以外に使用できん


山にありがとうを告げ さよならする

m1.jpg

燃費の悪い車ではないが、節約節約 下りはほぼニュートラル

快適に下る 景色も抜群だ



山を下れば今度は川が現れる


四万十川だ


川沿いを走り、気になる町や村にあたると車を降り探索した

ある町で鮎釣りのおじさんと話をした

おじさんは橋から竿を出し、器用にポイントポイントに疑似餌を落す

「沢山いますね あのキラキラしてんのが鮎ですか?」

と問うと

「そうだよ 昔はもっともっといたけどなー 最近じゃー 天下の四万

十川ゆーてもこんなもんよ」と冗談ぽく笑った   



この町の中心には長い階段を要する神社があって、いいなーと思い

上がってみた

お参りして 町を見下ろす

さっきの鮎釣りおじさんの姿も見える

神社の奥の方でなにやら掛声がするので行ってみると

学校があり、そのグラウンドを野球少年が走ってた

数えたところ9人に満たない



眺めてたら 通り雨



野球少年に負けじとダッシュで階段を駆け降り、町の中を突っ切った


帰り際、鮎釣りおじさんに「釣れましたかー」と声を掛けると

首を振り

「天下の四万十川よりオレの腕の方の問題かもしれん」と笑った 




また数時間走る

そろそろ 今夜の宿泊地を決めないとなぁ・・・

目ぼしい辺りをグルグル走ってまわっていると

ある温泉地の近くに無料のキャンプ場を探り当てた


素晴らしい! ビビっときた


まずこの環境 

m3.jpg

そして無料


が、アレはなんだ?

m2.jpg


廃校になった地元の小学校! 

そばに立札があり説明書きをよく読んでみるともう30年以上前に廃校に

なっているようだ


もの凄い味が出ている・・・


「こっ・・・この窓ガラスの割れ具合 柱の朽ち方・・・」


中を覗きこむと 教室の後ろに 歴史年表が貼ってある

当然年号は昭和で終わっていた


「ウーム ノスタルジック!」

廃墟好きにはたまらん


しかし、少し・・・怖い オレ 夜耐えられるだろうか


例えば 夜中校庭を走りまわる少年少女がいたら・・・

「おにーさんも一緒に混ぜてくれるかなー」ってほど無邪気ではないし

「間違いなくこの世のものではありませんね でも心配いりません 悪

い霊ではありませんから」などと冷静な分析も出来んし

どーしよー

とりあえずすぐに発車(脱出)できる方向に車を配置し、万が一に備え





夜は更けていく



聴こえてくるのは 川のせせらぎと虫の声


子供の声は聴こえない


イカン!またそのことを考えてしまった!


イカンイカンイカン イカンよー


今夜もまた (ほぼ無理やり)

爆音ロックンロールとアルコールに頼りきった夜



そのうち 眠りについていた


途中尿意で目が覚める


夜中の1時過ぎだ


怖いけど 小便垂れ流すわけにもイカンし・・・

校舎の方を振り向かぬように用をたすのだが、どうも気になる・・・



思いっきり見てしまった



そこに子供はおらず

もう30年前に役目を終えてしまった小学校が月の明かりに浮かんでいた



美しい・・・



などとセンチメンタルな気分には全く浸れず



怖いので車にひっ込んだ



ああ いつものようにリトル・リチャード数えて寝よう



リトル・リチャードが1匹 


じゃない


リトル・リチャードが1人 


リトル・リチャードが2人 


リトル・リチャードが3ピース



リトル・リチャードの3ピースって凄いな



無理やり眠った







ちょーしこいて


朝、ふるちんで2回泳ぎました




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2008年08月03日

蚊の襲撃

トンネルを抜けると海が見え 風が騒いでいる


旅に出て4日目 銭が尽きた


食料は米を含め乗り越えられるけれど 


ガソリンガタリン






これじゃぁ 君の家までたどり着けないじゃないか



困った時のキャッシュカード!というわけで行ってみました郵便局



がしかし 機械に何度ぶち込んでも 返ってくる

キャッシュカードなんか使うの何年かぶりだからな・・・


やり方違ったっけ?


まず 機械のいらっしゃいませに合せておじきして

自己紹介は名前、出身地、好きなタイプ、最近ハマっていること・・・


また のべもなくつき返ってくる 

きっ貴様ー 


「店員さーん」


解析の結果・・・

「カードの磁気がやられています」と一言

「そりゃイカン 再発行」とお願いもカード名義が嫁さんになってい

るので無理だった



万が一 銭が尽きた時の為にと 嫁がやさしく持たしてくれたこのカー

ドだったが・・・
 

とりあえず嫁さんとリンリン コンタクト

無理言って

嫁さんも(銭を持って)旅に参加することとなった


よーし よーし

今夜は風呂に入れるし、いいもん食える

我が家から1時間弱といった場所まで無いガソリンでなんとか走る

そこから嫁と合流

もうそのまま帰ればいいのにと言われるかもしれないが、この休み期

間めい一杯やりきるのだ


また 我が家から遠ざかっていく




僕らは四万十川を登った



いつもなら銭かかるキャンプ場は一切使用しないが、今日は嫁がいるの

で大きく構えて一人200円のキャンプ場を宿泊地に

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特に なーにもない 虫は多そうだが環境はいい



テントを張るわけじゃないので いきなり飲酒タイムに入れる


最近は立てるのも片付けるのも面倒なんで極力テントは使わない

連日宿泊地が変わるとなると尚更である



飯は炊かねば

飯盒と我が愛車(兼 寝床)

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荷台をステキに改造してあるんだと言いたいところだが

そうでもない カーテン位かな


まぁ 今夜は 豪華だ

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左から 四万十川の名水(湧水)、蚊取り線香、ビール、(見えにくい

けど)鰹のたたき!!!

最強!

素晴らしい夜になった・・・が!

嫁が苦しんでいる


「どうしたベイビー?」


「蚊が 蚊が強い」


「何?蚊が強い?どんな日本語だ?」


聞けば 蚊は服を苦にせず刺してくるようだ 


確かに痛くかゆい


町内に住む やわな蚊とは一味違う


「ひるむな こちらには蚊取り線香があるじゃないか!煙幕というオフ

ェンスとディフェンスを兼ね備えたこの立体的殺法」


だが、敵もさるもの

煙幕をかいくぐって、いや強硬突破を図るものもいる


「うーむ 一時 つうか 撤収!!!」


車に引っ込んだ


思えば

1日目・・・暑さ

2日目・・・高地による寒さ

3日目・・・廃校の小学校による怖さ

4日目・・・蚊の襲撃

と バラエティにとんだ何らかのイベントが起きているな

と関心する間もなく車内でも蚊は襲ってくる


嫁はうちわでオレに向かってあおいでいるが、明らかに

「暑いでしょう あなた」ではなく

蚊をこっちへやろうとしているのが見え見えだ


「もう知らん」できるだけの蚊取り線香に火をつけて


寝た


夜中、目が覚めるとまだ嫁がうちわをパタパタやっている

しかも また オレに


かゆい・・・暑い


それから一晩格闘


もう夜が明ける頃


「もう ここを出ようベイビー」とオレが言った


hana.jpg


二人がボリボリ体をかく間中


スピーカーの中でハナレグミがやさしく歌っていた





これで今日はさよなら  ありがとう と




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2008年08月02日

たびのおわり

36度炎天下


松の木

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昼ごはんと松ぼっくり

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短い夏の旅が終わる 非常に残念だ



最終日 5日目を迎えた


忘れ物もした 無くした物もあった じゃあ 見つけた物は?

ふと荷台を振り返る

とっちらかった物、物、物

バスタオル、蚊取り線香、本、手つかずのインスタントラーメン、飯盒

、使わないであろうと予想した合羽・・・


焦げついたごはん


短かったけど きっとそれなりにありましたなぁ


hibi.jpg


何度か旅を繰り返しているとだんだん荷物が少なくなる

たぶん 少しづつ 無駄が無くなるのだろう

初めの頃は心配して あれもいるこれもいるなんて大荷物になったが、

最近は使わなかった物があったとしてもそれが余計な物、無駄では無く

なってきた気がする




僕がいつも 旅も間近になってゴソゴソやるそれを

嫁が「角の煙草屋までの旅支度」だと言った




「今夜は花火をみようじゃないかベイビー」




隣町の花火大会


時折訪れる見なれた町


普段の何倍もの人にふくれ上がった通りには、屋台が並び、町内のス

ピーカーから祭囃子が流れた


踊り子が列をなす


イベント会場では沢山のチラシが配られ


間もなく 歌謡ショーが始まった


僕らは拍手を送り



それから



花火をみた



「今夜は賑やかでいいもんね」と嫁が言った



これで 短い夏の旅が終わった






ハナレグミ


暑さと うちわと


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たびのあと


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ありがとうございました





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2008年05月15日

天国生まれ

何で生きてんだっけ?

オレなんで生きてんだー

生きる意味を教えてけろ などとのたまう

おら 知らねー  じゃぁ死んでどうなる? では生きててどうなる?



人と同じが嫌だとか そういうのはあまりない

自分が好きなことやってたら 同じにはならんでしょう?


horoto.jpg


真夏のストレート






少し前の夏は8月 短い旅をした


自転車で一人 ザックにテント突っ込んで



すごく暑かった


暑い日の連続だった


毎日何リットルもの水を飲んだが ちいとも小便となって出てこない

んん! と下腹部にロッケンロール注入も

ちょろ ちょろ と 力なく出るのみ


ついでに タイヤがパンク ああ やんなっちゃた 

だいたい なんじゃー このガラスの破片はよー!

面倒くせーぞ


取り合えず日陰避難


自転車引っ張ってって タバコに火をつけた


ブンブン先をゆく自動車 そんなに急いでどこへ行く


煙の向こうに知らない山々が見えて はるかその上に大きな太陽



”パンクしないタイヤ欲しい しかも軽いやつ”



オレ何やってんだ  


ずっとそこにいても仕方がないので


日陰のない峠を自転車ついて下った





公園の水道で入浴


近所の人に ここへテント張っていいかと尋ねれば


「あなたさえ 良ければ」と 単純明快 


夜はそこらの浮浪者のおっさんがいる公園でテント張って


一人酒を飲んで歌った 


お金を払えば 快適なキャンプ場もあるが いかんせん遠いから

自転車じゃ無理 金も無いしな


そこから 丸い月とお城が見えた


siro.jpg


自転車だけは盗まれると困るんでテントにくくった 


テントは面倒なんで杭も一切打たない
 

だから 強い風が吹くとバサバサいってテントが揺れた


天国生まれに合わせて




朝は日の出と共に目が覚める 


テント内は燃える暑さ だらだら寝るのは無理 


あぢー  また ふらふら 自転車を漕いだ


えーっと


オレどこへ行くんだ 


時折 海が見えれば 自転車を停めて


「暑いなー」 と独り言 


そこを自転車ギコギコと同志が横を通り過ぎて行く


大量の荷物を自転車に括り付けた 中学生くらいの男の子

いや 高校生くらいか


互いに会釈を交わし見送った


旅ってなんだっけ? 

 
すると


「どこへ行きなさる?」と見知らぬおっさん


「四国を周っている」と答えると


「一人旅か 若いってええな おれもしたいなー」

と言って去っていった


旅が若者の特権だ なんて時点で つまらんなーと思ったが

おっさんはおっさんの事情があろう


あの おっさんも天国生まれかもしれない 


じゃぁ オレの事情ってなんだ?






今も人生 旅の途中



叶わない恋もあった
 

叶わない夢もあったか



生きる意味?



おら 知らねー わからないまま死んじゃうんじゃないの?


大きな海からびゅーと風が吹いた


ふるさと遠く天国生まれ 




旅に出て 4日目 恵みの雨が降った


 




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posted by yuzamurai at 16:01| Comment(4) | TrackBack(0) | たびの手帖(Thee 四国編) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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