2010年03月16日

瀕死の双六問屋

「愛し合ってるかい」

オーティス.jpg

清志郎さんが教えてくれたオーティス・レディング


その中でも一番の愛聴盤は初めて買った

レディング.jpg

だったりする

他にも良い盤、演奏はあっても

初めて聴いたオーティスが衝撃


「In Person at the Whisky a Go Go」



すごろく.jpg

「瀕死の双六問屋」忌野清志郎

我が理想郷”双六問屋”では履歴書などいらない

タレントが個展をひらいたりしないし、歌の下手な者がCDを出したりもしない・・

しかし、”双六問屋”は今、瀕死であった


以前、TVブロスに連載されていたコラムをまとめた一冊


これは小説という名の虚構なのか

日記と言う名の現実なのか それはわからない

ただ

そのロックな切り口、音の鳴り方はレコード評でもあるから

以前、ぼくがオーティスを知ったように

”双六問屋”を忌野清志郎のレコード評とし、ここで紹介されるオーティス・レディング

やジミヘンに驚喜するのもいい


そして 秘密兵器…

”双六問屋”には得意の漫画も掲載されている

清志郎さんはこう言っていた

「なんだかわけのわからないタレントが簡単に本出したり、歌ってCD出したり

映画作ったり、出演したりするけどさ。

タレントで漫画描く奴いないよね。漫画本出版する奴は。

漫画は本当に難しいんだ。

だからオレは漫画が、漫画家が一番偉いと思う」と


そういうわけでこの本では漫画家を志したこともある忌野清志郎の漫画も読める…


しかも

単行本なら すごいロック なCDも付いている…

1:瀕死の双六問屋のテーマ
2:遠いシナリオ
3:フリーター・ソング
4:瀕死の双六問屋エンディング・テーマ

(残念ながら文庫版には付属されていないのです)



あれ? なんなんだろうこの本は…




ぼくはこれを読んで 今夜もうーんと唸りをあげ

ターンテーブルでロックをまわす




この本が世に出た10年前


あれから世の中は何も変わっちゃいないし


今も変わらず”双六問屋”は瀕死である



ただ、死んじゃいない



ヘイヘイマイマイ

”双六問屋”は死なない 


終わらないのだ 



読んで確かめよう




「愛し合ってるかい?」



清志郎が 大きな声でそう叫んだ




2009年08月23日

十年ゴム消し

そこらに転がった 十年なんてゴム消し




君がいた十年

君がいない十年




馬鹿な頭で考えた


そしたら、僕の机の隅っこに思い出のカスが残った




僕といた十年と僕といない十年

確かにそこにあったのです

十年ゴム消し.jpg

旧道のようになってしまった国道56号線

道端に緑 背の高い雑草 道路に向かって

空には緑と青の境界線


考えたって始まらない帰り道は三日月の夜


西の空に細く鋭い三日月


なぇ あの日食べたかったラーメン思い出してよ


優しかった人、冷たかった人

忘れられない人、忘れたい人



「十年なんてゴム消しさ」



忌野清志郎がそう言った



2009年08月12日

復刊を果した生卵とYOU

ふと立ち寄った本屋で忌野清志郎が表紙になった本が4〜5冊並んでいた

”すごい… 清志郎新刊ラッシュだ”と一人感動

しかも 新刊だけではなく、復刊のラッシュもなされているようで…


なんと「生卵」が…


これは素晴らしいことです

もう古本屋でしかお目にかかれないのではないかと思われた書が、

今は街の普通の本屋さんに新装復刊としてどーんとあるんだから

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「生卵」忌野清志郎画報


アマゾンの紹介文にはこうあります

総文字数78万字! 総図版点数637点! 4万字インタビュー、初めて描いた童話、チャボとの文通&秘蔵日記、「一旗」新聞完全縮刷版から育児日記まで。忌野清志郎、デビュー25周年記念出版の伝説の画報、待望の復刊!




総文字数78万字、 総図版点数637点だけあって、こいつは非常に分厚く、内容は濃い




私が手にしたのは10年ほど前のこと

この電話帳みたいに分厚いこいつを暇があると毎日毎日読んでいた

それは

布団で寝てても、

牛乳飲んでても、

新聞読んでても、

条件出してても、

音頭をとっててもだ


だが、その電話帳並みの分厚さ、濃過ぎる内容故、なかなか読み終えることが

できないのであった


そんな長持ちな一冊


あの日あの時、私にこいつの存在を教えてくれた友人には深く感謝したい



他にも清志郎、RCサクセションにはたくさんのイカシタ本があるが…

十年ゴム消し.jpg

清志郎の日記であり詩である「十年ゴム消し」「生卵」

にあわせていくと面白いと思う


・・・


そんな清志郎の新刊、復刊ラッシュの中

先日NHK教育テレビで放送された、NHKの「YOU RC再び」(1983年8月27日放送)

を観て感動…

若き日の清志郎、チャボ

RC@.jpg

司会は時期によって異なるようだが、この放送分は糸井重里氏

(アシスタントにマリアン、イラストは大友克洋氏が担当)

「YOU」は80年代のNHKが放送した若者向け番組で、まだ当時小学1年生か

2年生だった自分はリアルタイムで観た記憶がないのですが…



兎にも角にもその感想といたしまして


”痺れた”と言いたい


「指輪をはめたい」のライブシーンはかっこよすぎて深く胸にきた


「こっこっこれはすごいぞ!すごい・・・」と食事中に箸を折る勢いの私を

嫁は

「あんた、味噌汁がこぼれる」とやさしく注意してくれたのでした



個人的に初見のこれも 世でいうところの再放送



今がラッシュの忌野清志郎の新刊、復刊にしましても

またいつ廃刊になるかもわからないので、機を逃してはいけない気がします





タグ:生卵 YOU

2008年12月27日

破廉ケンチさんとロック画報

この写真を見て

harensan.jpg

「ああぁ 破廉ケンチ(はれん けんち)さん」と言ってしまう人は僕の周りに

あまりいません つーか全くいません

残念なことですが、あまり知られていないようです


きっとRCファンの間でもRCサクセションのギタリストと言えば

仲井戸 麗市(なかいど れいち)さんが先に連想されます

nakaido.jpg

「オレがチャボだ」

といわんばかりのカッコイイ一枚 サイコーのギター弾き 

しかもチャボはいつもハンサム




しかし です

ぎっちょ(破廉さんはレフティなのでした)の破廉ケンチさんのギターにも大いに

痺れて欲しいのです

ここに2002年に発売された「ロック画報 -RCサクセションに捧ぐ-」という一冊の

本があって… 清志郎の股から 破廉さん

rcgahou0.bmp

こいつには清志郎さんと破廉ケンチさんの貴重な対談あり、未発表音源(例えば…

”トランジスタラジオ”の原曲!)ありでRCサクセションファンが気を失いそうなブツ

なのです


だんだん手に入りづらくなっているそうですが…

そんなこっちゃイカンな

syokinorc0.jpg

とにかく

僕が破廉ケンチさん・初期のRCサクセションに想いを寄せる一冊です




こんな話もどうぞ

「めんたいビート」へ

「日本のフォーク大全」へ











タグ:破廉ケンチ

2008年10月11日

忌野清志郎の風呂敷

素敵な風呂敷を手に入れた

hurosiki.jpg


雑誌「BE-PAL」11月号についてくる清志郎さんイラストの風呂敷



さっそく なにやら包んでみる

hurosiki1.jpg


とてもよろし


温泉好きとしては嬉しい付録

これから温泉にはコイツをさげて行こうと思う


風呂敷ってぐらいだから用途はそれが正解なのだ

huro2.jpg
*サムさんです

huro1.jpg
*ローズさんです  (つまりサム&ローズです)


風呂敷に耳を澄ませば聴こえるぜ 


「愛しあってるかい?」てね


答えはいつもイエスさ


こりゃー みんなが羨むだろう

コレひっさげて 早くどこかに行きたい



今、そのことばかり考えてるのさ





こちらもどうぞ

「旅の手帖」へ

「たのしいにっき」へ
タグ:BE-PAL

2008年02月13日

「ロック画報」ハード・フォークのRCサクセション

初期のRCサクセションの凄さ


完全な後追いの自分は、初期のハード・フォークのRCサクセションはも

とよりロック・バンド化したRCサクセションも間に合わなかった

なんだ!後追いかよと突っ込まれそうだけれど、後追いだからこその想

いもある

今回は初期のハード・フォークのRCサクセションについて書きます

syokino rc.jpg

数枚のシングルや

1stアルバム「初期のRCサクセション」

2ndアルバム「楽しい夕べに」

に本当のRCの姿はないということは、よく言われている

メンバーの許可なしに、ドラムが加えられたり、勝手にブラスセクショ

ンがかぶせられたりした

そこにハード・フォーク・RCサクセションはないと…

それでは本当のRCはいずこ?と尋ねてみれば ライブだ ライブにあっ

たと

体験者は皆 言いなさる


だが、

こいつぁ もうどうしようもない問題だ 

初期はライブアルバムなど発表していないし、そういった音源が発売さ

れるなど噂にも聞かなかった

ああ 哀しいかな  オレは本当のRCを知ることが出来ないのだ



そんな時だった



太田和彦氏が所有するRCの音源の存在を知った


太田和彦氏とは

ファンの間では有名なエピソード

JUU.jpg

「十年ゴム消し」

忌野清志郎の日記 1972年 七月四日(木)に出てくる

RCの楽屋にキザクラの二級酒を差し入れた青年

その青年こそが当時26歳の太田氏であったそうな



そしてRC音源とは

熱烈なRCファンであった太田氏が個人的に小型テープレコーダーで録音

した初期のRCサクセションのライブ音源をさす

うおおぉぉぉぉ

唸った 


で内容… クラクラする曲目


知っている曲と知らない曲

前者は「お墓」や「ぼくとあの娘」など、当時、重要なレパートリーで

ありながら

シングルにもアルバムにも収録されなかった曲を、後のロック・バンド

化してから再演されたもの

後者は2パターンにわかれる

”曲名は知っているが曲は知らない”



”全く知らない”


聴きたくてしかたがないがコレばっかりはどうしようもない

その音源は個人の物であって、売りものではない 

オレがその情報を仕入れた雑誌もその音源の発売告知でもなんでもなく

”そういう物がこの世にはありますよ”という報告

罪だな〜

オレはただただ曲名から音を想像するのみ・・・


想像力は豊かな方ではある(たぶん)が、それにも限界がある 



そんな時だ

一冊の雑誌が風穴をぶち開けた!

奇跡!ジーザス!オッペケペー!

ROCKG.jpg

「ロック画報 10」特集 RCサクセションに捧ぐ CD付き

貴重な写真と

kiyo3.jpg





スペシャル・サンプラーCD!!!

太田氏の音源ーーーー!

初期のRC 未発表ライブ!!!

@つまらない仕事
Aぼくとあの娘
B忙しすぎたから
C内気な性格
Dもっと何とかならないの?
Eぼくの自転車のうしろに乗りなよ

買った夜は一晩中鳴らして、詞を書きとった

手造りのジャケに歌詞カード パソコンではなく(当時持っていなかっ

たので)ボールペン手書きのジャケと歌詞

正に

D・I・Y

パンクから学んだドゥ イット ユアセルフの精神はここにも息づいてい

たのであった  





うわぁー

トランジスタ・ラジオの歌詞の一部

”授業中 あくびばかりしていたら こんなに口がでっかく〜”と歌わ

れる「もっと何とかならないの」(曲自体は別物)から

「つまらない仕事」「内気な性格」曲名が全てネガティブな未発表曲3

曲に未発表ライブ3曲

計6曲


クラクラする6曲


一番心を打たれたのはやはり「ぼくとあの娘」

アルバム”ハートのエース”に収録されていたものの原曲

清志郎が当時付きあっていたスケ番の彼女を歌った歌

あの娘はズベ公 僕は身なし子 とっても似合いの二人じゃないか

まじでハンパないです

もの凄い切迫感 




そして


まだ、あるそうな…

秘蔵音源… 

もっと 望む! ハード・フォークのRCサクセション…

30年も遅い後追いのピュアな想い


オレをクラクラさせて欲しい!



RCサクセションに想いを寄せた方↓こちらもどうぞ

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